G4 Cubeの内臓ハードディスクを換装する
G4 Cubeの内臓ハードディスクを換装する
G4 Cubeに標準の内蔵HDDは20GB、OSXをインストールして使用しているとかなりディスクの空き容量が少なくなってきた。またOSXはディスクの空き容量がある程度あった方がキビキビ動作するようである。そこで富士通のMPG3409AH-Eという40GBのモデルに換装することにした。ついでにFire Wireの外付けケースも購入し今までのHDDをこちらに入れることにする。OSXはOS9のように只コピーすればバックアップが出来るというものではないのでまだ使い出して日も浅い今のうちにHDDを換装してしまえばさほど面倒ではない。
■用意するもの
トルクスドライバ TORX/T8
ラジオペンチ
まずCubeの本体を逆さまにしてケースからコア部分を引き出す。写真のようにAir Macカードの台座のある方を上にする。Air Macカードの台座は手前に折り返すだけでも作業が出来ないことは内が電源コネクタが異常に堅いので外しておいた方が作業がしやすい。写真で示したビス2本を外すと簡単にはずれる。
写真のようにAir Macカードの台座をケーブルを傷つけないように反対側に折り返しテープなどで仮止めしておこう。こうすると電源コネクタとATAのコネクタが現れる。
ラジオペンチで電源コネクタを引き抜く。なるべくHDDに近い方をしっかり掴み、一気に引く苦のがコツ。
ATAのコネクタを外す。写真では見えやすいようにやや斜めに引いているように見えるが、垂直に真上に引き抜くのがコツ。角度を付けたりするとケーブルの露出粒分を覆っているカバーがおれて外れコネクタが壊れるので注意しよう。
こうして再び寝かせると。先ほどのコネクタ類を外した反対側からHDDがスライドするように引き出すことが出来る。
HDDを完全に引き出すとシャシーに格納するための黒いプラスチックのガイドがついている。これを2箇所のビスを外して新しいHDDに取り付ける。左右どちらでも装着出来るので間違えないように。
黒いプラスチックのガイドと富士通のHDD:MPG3409AH-Eを並べたところ。あとは今までの逆の手順で新しいHDDを組み込んで行けば良い。電源とATAのコネクタはしっかりはめ込む。
取り外したHDDは外付け用のケースに組み込む。コネクタ類の取り扱いは内蔵HDDと変わらないので難しいことはないだろう。すべてが終了したら外付けのHDDもFireWireケーブルで繋いでCubeを起動する。筆者の場合は悩むことなく外付けにした旧HDDのMac OSX で起動した。?マークが出続ける場合はMac OS9のCDから起動すればよい。新しいディスクにClassic環境用のパーティーションを切ってそこに旧HDDからClassic環境のフォルダ、ファイルをすべてコピーしよう。ちなみに筆者はおおよそであるがMac OSX用に28GB、Classic用に10GBのパーティーションを切った。これで起動ディスクを内蔵ディスクのOS9にセットし再起動。Mac OSXのインストールディスクをセットしてOSX用のパーティーションに新規インストール。面倒だがいまのところこうするしかない。OSのインストールが終わったらMac OSXで起動し、ここでユーザー名とパスワードを前と同じで登録する。外付けにした旧HDDから自分のホームフォルダを新しいディスクのホームフォルダと入れ替える。ログインし直してから必要なアプリケーションをインストール。筆者は現時点ではMS Officeとファイルメーカーだけだったので楽だったがOSXが普及するにつれてアプリケーションも揃って来るだろうからこのままでは面倒くさいことこの上ない。コピー、ペーストだけでは駄目なのはユニックス独自のリンクとアクセス権があるからだが、それらを含めて今までのMac OSのように簡単に起動ディスクの作成やバックアップができるソフトの登場を期待したい。
後日談--その後というかこの作業のわずか1日後にCarbon Copy ClonerというOSX向けのバックアップソフトが登場しました。日本語ローカライズはよっしんちさんが行っています。
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