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池田大作の誕生日に秋谷がプレゼントした法螺

日蓮宗僧侶が創価学会員になった?

 本覚思想批判についての仏教各教団の対応状況をまとめてみようと資料を漁っていたら、日蓮宗 現代宗教研究所 所報に面白い記事がありました。なんと創価学会発行の月刊誌『第三文明』平成十二年二月号に、「感動再録・他宗の僧侶も入会する時代?真実の宗教を求めて?元身延派日蓮宗高橋一淳さんの場合」という記事が載ったというのです。しかもそれに先だって秋谷栄之助会長が、「昭和三十年の小樽問答に出席していた身延派の僧侶が、学会は正しいと認め、青年部の折伏で入会したとの報告がありました」と語ったことを機関誌「聖教新聞」が報じていたとも。

 これらの一連の創価学会の記事は全くの出鱈目であったことが日蓮宗の調査で明らかにされるのですが、面白いのは高橋一淳氏が入会したという平成十二年一月二日は、日蓮宗創価学会が「問答」したという小樽問答から四十五年目で、しかも池田大作名誉会長の誕生日でもあるわけで、邪教身延派の僧侶が入会したことの意義と、故に創価学会はすばらしいということを会員にアピールして、それを秋谷会長が池田大先生にプレゼントするというパフォーマンスで、子供騙しのような「権威」を振りかざして会員の結束を図ったものだ言えると思います。しかし、日蓮宗を除籍になった人の顔写真を掲載し、「学会の友人葬に感動した」と言ったことにして「謗法払い」までしたことにしてしまったのだから恐れ入りますという感じ。

 嘘までついて「権威」を作り上げようとする努力には頭が下がる思いですが、池田の唱える「仏とはほかならぬ自分のことであり、宇宙の大生命であり、それらは一体である(池田大作他『法華経の智慧』)」という学会教義の根本命題を創価学会員でありながら「そのような考えは、明らかにウパニシャッド哲学の『梵我一如』と同じ構造をもっています。そして、仏教(釈尊)は「梵我一如」を否定したと僕は考えていますから、当然、宇宙生命論は仏教ではない(宇宙生命論は仏教ではない)」と内部改革に挑む藤堂栄一氏の嘆きが見えてくるようでもありました。しかしこんな風に嘘、でっち上げを平気でする団体が政局のキャスティングボードを握っているのですから恐ろしいものです。

 今日の話題、既出でご存じの方もいらっしゃるのでしょうが、オリジナルな記事が、日蓮宗 現代宗教研究所 所報 という、あまり一般の方の見ないようなサイトに埋もれていたので少しでも日の目を見るように掲載させて頂きました。既に仏教学会では批判の対象として定着しつつあるかに見える、仏教と対立する概念の「本覚思想」を全面に押しだし、公明党による税金ばらまきの福祉を核とした「現世利益」と嘘とでっち上げで塗り込んだ「池田先生の偉大」さで国民に浸透をはかる創価学会にはどうか皆様、お気をつけて頂けたら幸いです。詳細は元記事を参照して下さい。

 ■所報第35号:創価学会調査報告 本当に日蓮宗僧侶が創価学会員になったのか