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ブログ雑感 木走さんへのリレーエントリー

『部品』群のもつ情報発信能力は、既存メディアに対抗できる

f:id:lovelovebear:20080106145729g:image木走さんが言われるように『ひとつひとつのブログは「部品」にすぎないかもしれませんが、ネット網としての『部品』群のもつ情報発信能力は、既存メディアに対抗できる潜在的可能性がある』というのは僕もそうだと思う。善し悪しは別とすれば今回のフジ vs ライブドアの一件でのブロガー達の取り上げぶりは面白いだけでは世間は味方してくれないことをフジや日本放送は思い知ったのではなかろうか。そういう意味では仮に「普通につまらない居眠りしたくなるサイト」もそのテキストとしての質に関わらずフジに思い知らせるという意味では大いに貢献したことになる。しかし木走さんのテキストに対するコメントで nickさんが 『はてなダイアリーのアクティブユーザーは3~4万人ですよ。日本でもアメリカでもブログの継続率は高くありません。』と述べられているようにアクセスが少ないブロガーの多くはつまらなくなってしまって継続出来なくなってしまうのかも知れない。ただ今までの単なる html を書かなければならないサイト、つまり一世代前のホームページと言う概念のサイトと違ってブログにはコメントというインタラクティブなシステムが有り、ブロガーでなくとも情報を発信出来る手軽さがあるのでコミュニケーションを活性化させる手段としては確実進歩していてポジティブに捉えて行くべきなことは木走さんの言うとおりだと思う。

f:id:lovelovebear:20080106145724g:image「くまりんが見てた!」はもともとブログシステムではなかった。ただ毎日の「たわごと」をアップしていくのに一々 html を書くのは面倒くさいし、いくつかの共通の部分を一々書き換えるのは面倒なので単なるテキストファイルを一応 xml 形式で簡単にマークアップしてアップし、CGIで html を書き出し、共通部分は SGI で読み込むという方式をとっていった。まだブログが出て来る前の話である(といっても僅か2年ちょっと前のはなしだけど)。けれど大量のテキストデータをソートしたり外部ファイルを随所に読み込んで html を生成する方法は何しろサーバに負荷がかかって重い。そこで Apache に modperl を組み込んでメモリに生成されるべき html ファイルをキャッシュさせ、変更していなければキャッシュをはき出すようにしたりした。だから perl で書かれた Movable Type が出たときもそのコメントやトラックバックというシステムには心惹かれたものの重さを考えると導入する気は起きなかった。当時 Ruby で書かれた日記システムや tDiary というシステムもあったけどプログラマではないくまには Ruby は取っつきにくかったわけです。だけどプログラマや専門家である essa 氏や Arton 氏は RubytDiary だったと思う。だから動作も速く構文も分かりやすい PHPWordpress が出たときはこれだっ!と飛びついたわけです。 Wordpress はデータベースとして MySql を使うので以前のデータを移行するのも楽だったし。そしてそれもオープンソースPhpMyAdmin を組み込むことでブラウザベースで出来た。そんなことを経て「くまりんが見てた!」は去年の5月からブログになった。ブログして面白いと感じたのはやはりコメントとトラックバックでした。それまでは併設の BBS に何か書き込まれるけどとりあえずエントリーとは気分的には隔絶しちゃう。だけどコメントやトラバはそれもなくエントリと連続したかたちでコミュニケーションが広がる。ブログにしたおかげで交流が出来たかたもいるし、多くのかたにいろいろと教えられることもありました。

長続きの秘訣

f:id:lovelovebear:20080106145729g:image長続きの秘訣はやはりある程度の人気ブログ、あるいは有名ブロガーになることだと思う。そうすれば常にサイレントマジョリティーに見られているという感覚が励みにもなるし、さらにインタラクティブなコミュニケーション環境が持続することでそのコミュニケーションの中にいるという緊張感も得られるだろう。それには質の高いテキストを書き続けることは勿論だと思うけれどそれだけではない。じゃぁちょっと人気ブログを俎上に挙げて分析してみよう。例えば人気ブログの一つ、 essa さんの 圏外からのひとこと、質の高いテキストは勿論だが左翼思想を徹底的に解体するひとでもある。だけどちゃんと専門のプログラミングについても書かれていてそうした面のニーズにも応えているのだ。もうひとう yas さんの 憂鬱なプログラマによるオブジェクト指向日記。こちらは物事の両義性を常に常識とは正反対の視点から眺め、それにからめて徹底的に専業主婦をおちょくることでニュースサイトに取り上げられることを視野に入れつつテキストを書いている。やはり単に質が高いだけではない。ご存じ 愛・蔵太の気ままな日記 は徹底的に資料を提示して物事を多面的に提供する。そうしておいて偏った見方のメディアやサイトを揶揄して笑いを取るのだがこれも単に質が高いだけではない。そしてコメント欄などでも常連との馴れ合いを嫌う孤高のテキストサイトだ。とりあえずこの三つのサイトを見ただけでも共通していることは単に質が高いだけではなく、他のニーズに応える特徴を兼ね備えていることだ。もちろ世情のタイミングにあったテキストの提供も忘れていない。

f:id:lovelovebear:20080106145724g:imageもうすこし例を見てみよう。ブログではないが古くからの人気サイトということで 中村正三郎のホットコーナー サッカーやご自分の周りの学者との交流、そして時事に対する批判的視点、そうしてプログラマーという立場だから知り得るマイクロソフトのインチキを徹底的に暴く。その中村さんも漸く ブログ を始められたようだ。こっちに切り替わるのか?がんばれ!!ゲイツくん は前述中村さんのお仲間、マイクロソフトの失態を徹底的に揶揄する記事は最高に面白い。先日の木走さんのブラックボックスの話題じゃないが BMW がマネジメントに Windows を搭載してエラーを起こしタイで王族のかたが死にかけて Windows の採用を中止したエピソードや、東京のある CD で OS がクラッシュして固まったらしばらくして再起動、起動画面はなんと Windows だった(証拠写真付き)。この銀行は Windows はセキュリティーに脆弱性があるから使っていないと明言していたとかでウソついていたわけだ。こんな銀行は個人情報が漏れちゃうんじゃないかと銀行と真剣にやりあったエピソードなど人気サイトなのが当たり前なくらいだ。

f:id:lovelovebear:20080106145834g:imageこう見ると結構みんな戦略的にご自分のブログを経営されているのが分かる。そして勿論常に自分の見識を高める努力もしないといけないなぁ。いくら html を知らなくても誰でもサイトが持てるブログだけど書くコンテンツが無ければ話しになりません。そこで結論としてのブログ経営のポイント。まぁ独断と偏見だけどね、じゃんじゃん\(^O^)/

  1. 当然だが質の高いテキストを書く努力をすること
  2. 自分がしっかり見識を持っている分野ならタイミング良く時事問題の記事を書く(他のブログや2ちゃんからのピックアップをはかる。但し見識のないことを適当に書くと血祭りにされるから気をつけること。ただアクセスを増やしたいだけならデムパな記事を垂れ流すのも効果はあるけどな)
  3. ネットでニーズのありそうな自分の専門分野や得意分野のテキストを適当に入れ込む(検索エンジン対策としても重要)
  4. みんながやっているわけではないがエッチな記事もたまにいれる(これも検索エンジンに効果あり)
  5. 自分の思考の延長上にあれば少し過激に独創的な視点から切り込んだ記事をたまには書く(ニュースサイトを意識しておく)