88’ Chambolle-Musigiy Les Sentiers / Groffie
Bordauxにて晩餐
Loire さんとBordauxにて晩餐。僕自身はそんなにご無沙汰していたつもりはなかったけどソムリエのまぁちゃんに言わせると4年ぶりだそう。それにまぁちゃんと最後に話をしたのがベックのシェフの結婚式の時にフランスから電話をかけてきて栗の薄皮の効率のよい剥き方を僕に尋ねた時だそうだ。実は Loire さんは先週もお邪魔していて共通の友人のドクに会ったというので昨夜も再開を期待したけど残念ながら会えなかった。まぁちゃんによればドクは週1~2回は来ると言うのに結局ハズレ。ドクとは2年くらい前にベックで若い女医さんを口説いているところへばったり僕が行ってしまったのが最後だったかな。
写真左から
- Groffie の 1988 Chambolle-Musigiy Les Sentiers はまぁちゃんのお薦め。Groffie は 1986、87、88 と三年連続でとても良い仕事をした。濃密で果実味にあふれ、燻したベーコンのような香りを巨大な骨格の Chambolle-Musigiy と Gevrey-Chambertin にそれぞれに期待される絹のようななめらかな上品さと鞣し革のようなそして犬を飼っているような力強さを与えた。前に有楽町の ブラッスリー・オザミでいただいた 1988 Chambolle-Musigiy Amoureuses はやや不潔な香りがしてむしろ Gevrey-Chambertin の様だったけれど今日のこれはまさしくChambolle-Musigiy の甘さとなめらかさを兼ね備えた秀逸なワインだった。ただし Groffie をお薦めするのは 88 年まで。パーカーさんに言わせれば(ブルゴーニュ―生産者・アペラシオン・ワインに関する総合的ガイド) 89 年以降の Groffie は 88 年までの成功の成果を醸造所に投資していないとのこと。たしかに 89 年以降は信じられないくらい水っぽいワインになってしまった。はて 88 年までの収益はベンツにでも化けたか?
- 前菜で頂いた「鴨の砂肝の温かいサラダ」。風味ゆたかでとても美味しかった。砂肝はコンフィになっていた?
- 「茄子の渋谷ボルドー風」はもう20年来の定番の醤油味。これはさすがに Chambolle-Musigiy はつらい。そこでこの皿の間は違うワインをグラスで戴くことに。そこでまぁちゃんが選んでくれたのがコレ、戴いたのは Madiran の Bouscasse。タンニンがとても豊富で醤油味にも負けない。
- 「真鯛のポワレ、きのこソース」こういうありきたりの料理でどれほど説得力を持つことが出来るかがシェフのセンスと技量に大きく左右されるんだよね。火の通し方もソースもバッチリ、Chambolle-Musigiy としっかり調和がとれました。実はその後「仔羊の岩塩包み焼き」をメインディッシュで戴いてワインが足りなくなったので 1995 Ch Cordeillan Bages も一本空けてしまいました(^^;。
- デザートワインに戴いた 1994 Ch Guiraud。パーカーさんお薦めの一本。スタイリッシュなソテルヌだ思います。MIMOLETTE を Cordeillan Bages の残りで、Guiraud と一緒に PONT LEVEQUE LAIT CRU を戴きました、美味しい!
- オーナーの田中さんは幾たびに何か新しくて楽しいことを教えてくれる。Ch Guiraud で作られるコニャックと葡萄ジュース。もう大満足のディナーでした。
代々木上原 Le Depat にて
ごはんを頂きながらまぁちゃんやオーナーの田中さんと盛り上がって、 Le Depat に押しかけることにしました。わんわんも呼び出して 5 人で上原へ。バーテンダーの伊藤さんが誕生日だというのでお祝いもかねる口実で盛り上がってしまいました。
写真左から
- Louis Roedere の Cristal。誕生日にはまず泡で乾杯だよね。なんど飲んでも美味しい。ゴージャスさと上品さはドンペリ以上だね。
- 伊藤氏のバースヴィンテージ 1961 Ch.Croizet-Bages。エッジも健康な色でまだまだ若いワインだった。まぁボルドーグランヴァンの驚嘆すべき長寿さ!みなさん有り難うございました。
ブルゴーニュ―生産者・アペラシオン・ワインに関する総合的ガイド
- 作者: ロバート・M.,Jr.パーカー,Robert M.,Jr. Parker
- 出版社/メーカー: 飛鳥出版
- 発売日: 1992/10
- メディア: 単行本
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