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Mac OS X 移行アシスタント.app

早速 PB G4 15 をセットアップする

 朝から早速 PB G4 12 → PB G4 15 ヘ環境の移行。たしか 10.4 Tiger からだったと思ったけど 移行アシスタント.app と言うのが付属するようになってマシンを乗り換えたときの環境構築がずいぶんと楽になった。10.3 Panther までは OS X システムに BSD Subsystem をインストールしてあれば Carbon Copy Cloner (CCC)というソフトを使って古いマシンに新しいマシンをターゲットディスクモードでマウントすることで環境の移行が出来た。CCC の論理は簡潔である。主を従に自らコピーして、後の段階で主のクローンを起動する。ところが 10.4 Tiger では CCC が使えなくなった。そのかわりと言ってはなんだが Apple が用意したのが 移行アシスタント.app だ。ただしまったく同じ作業環境を作るとなるとちょっと工夫がいる。

 こちらは新しいマシンに旧マシンをターゲットディスクモードでマウントする、つまり主従関係が逆になる。主に従をコピーしてきて従で主を置き換えるわけに行かないからだ。そこで気を付けなければならないのが新しいマシンを初めて起動して簡単なユーザー設定をするときの暫定的な主になるユーザー名だ。暫定的な主で起動して、本来の主を旧マシンからコピーして、後の段階でその本来の主のクローンを起動して暫定的な主を削除しなければならない。だから新しいマシンを初めて起動して設定するときユーザー名を前のマシンと同じにしてはいけない。2バイト文字、すなわち日本語が使えるほうのユーザーネーム、これは Darwin の上に乗っかったいわゆる Mac OS X がユーザーフレンドリーに振舞うための仮想ドメインのようなものだから別に同じでも問題ない。あとで自由に変更できるからだ。

 ユーザーが2番目に入力することになるアルファベットのユーザーネーム。これを前のマシンと変えておかなくては面倒なことになる。なぜならここで設定するユーザー名で OS X の低レベル OS である Darwin がユーザーを識別するので重複するわけにはいかないのだ。移行すべき環境で自分が使いたいのはこれから移行してくる旧マシンで使いなれてきたユーザーネームなんだから。このユーザー名が前と同じだと OS X は移行してくるほうの元のユーザー名を変えろと言ってくる。「移行もとのユーザーで新しいマシンのユーザーを置き換える」というせっかく用意された親切なオプションはグレーアウトして選択することが出来ないようになっている。あんまり意味のないオプションだと思う。まぁうちわのもめごとみたいなものだ。営業担当者が「はい、それも選択できますよ」と言っているのに実務を担当する技術者が「そんなこと出来るわけねぇだろ!」と言っているようなものである。困惑するのは客のほうだが出来ないものは仕方がない。こういうのは Windows では良く遭遇するけけど Mac では珍しいが最近すっかり金儲けが上手になった Apple の体質を表しているのかも知れない。

 金儲けが上手でなければ困るからそのことについてとやかく言うつもりはないけれど. . . . 。というわけでこの辺の要領が最初から分かって入ればアプリケーション環境を含めたデータの移動は一時間もあれば終わってしまう。それに気がつかないとデータの移行で半日つぶすことになる。つまりだな、自戒的に備忘録としてこのエントリを書いているんだ。ところで少し気をつければ実に便利な 移行アシスタント.app 。通信環境などそっくり再現してくれるので基本的に何の苦労もいらないが Bluetooth の設定だけは何故かクローンを作成してくれなかった。mac アドレスを相手に送る必要があるからクローンは意味をなさないのだろう。