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ショック!ヨコタサイクル破産!?

日本の良心が消えていく

 先週買ったヨコタサイクルのマウンテンバイク CHEVROLET はとても快調です。わたし程度の乗り手にとって走る曲がる止まるの性能は十分すぎるほどだと思うし毎日駅から学校までの往復10キロの道のりも楽しい。通勤以外にももっと様々なところへ乗っていきたい自転車ですね。今日のような雨の日でもカッパを着て乗ることがちっとも苦になりません。前回のエントリでも触れましたがミヤタやブリジストンの力が及ばない低価格自転車の市場とはいえ自転車としての品質を保つ努力を続けてきたヨコタのエンジニアの努力は賞賛に値するものだと思います。ところが今日ショックなニュースを発見してしまいました。このヨコタサイクルが破産手続を開始したというのです。検索エンジンからヨコタサイクルでうちのサイトを訪れた方がいらして、興味本位で逆順にたどって知りました。

 帝国データバンクによれば国内消費の低迷に加えて、中国や東南アジアなどからの格安輸入自転車の国内流入で、ピーク時の92年には約120億4000万円だった売上げが昨今はジリ貧傾向で、05年の年売上高は約67 億8200万円にまでさがり、人員の削減、国内生産の福島塙工場(福島県東白川郡)への集約などのリストラ実施のほか、輸入自転車の扱い増加で収益力のアップを図るなど経営の立て直しを進めていたのですが、業況は好転せず、約36億円の負債で今回の措置となったそうです。ヨコタがいくら低価格の自転車を販売していたと言っても日本国内の人件費で生産しかつ自転車としての品質と性能を確保しているのだから中国製の自転車のような低価格というわけにはいかない。masnoko blog さんの 12 月 5 日のエントリが良いこと書いています。

近年では同じ大阪の「出来鉄工所」が自転車部門を廃業していますが、いずれも原因は中国、アジア諸国製の超低価格自転車の台頭。世のママチャリ族は、最低限でも安全・剛性・品質が確保された国産低価格車よりも、ただ自転車のカタチをした、自転車によく似た動くインチキ鉄くずオブジェを選択してしまったわけです。靴ではなく一夏で履きつぶすゴム草履で毎日十分だと思っているわけですね。節約の意味がなんだかおかしな事になってきちゃってます。

海外の超低価格自転車は「安い」けど冗談にも「お得」とは言えない代物。

もう何でも安ければいいという乞食買い、やめませんか。

低価格だけに躍らされた愚者たちによって本来の日本の至宝がまた一つ消えてしまった・・。

masnoko blog ヨコタサイクル破産に想うより

 まったくおっしゃる通りで全面的に賛同します。わたしも数年前に中国製の自転車を買って乗ったことがありますが、ほんとうにちょっと乗るならともかく決して遠出をしたいとは思えず否、むしろ乗るのが苦痛になるような代物でした。そして先日久しぶりに買った自転車がヨコタだったわけでそのヨコタが今も元気なのが嬉しいと書いたその日にヨコタは破産してしまったのです。今日も学校の帰りに雨の中ホームセンターの自転車売り場に寄りました。雨カッパを自転車にくくりつけておいて自転車を降りても持ち歩かないで済むようなパーツを探すためです。結局フレームにくくりつけておけるような伸縮するフック付きのネットを買いましたがこれもヨコタ製でした。寒い冬でもゴムが堅くならない製品です。こんなのだって数回使えばちぎれてしまいそうな類似の激安の中国製のものもあります。しかしヨコタの製品はもう入荷しません。日常的なものだけど安心して使える製品。日本の良心がまた一つ消えてしまったと思うと残念でたまりません。