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洗足池で「菖蒲(アヤメ)」がもう咲いていたよ

スナップ撮影に持ち歩くズーム SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC と PENTAX-DA 50-200mm F4-5.6 AL

 前回に引き続いて自分なりに手持ちレンズの評価をしておきたいと思う。特に特定の目的がなければ最近気にいってスナップに持ち歩くのはこの2本でこの他にはペンタ純正の単焦点 FA 35mmF2ALFA 50mmF1.4 くらいだ。35mm のほうは昼間も使うことがあるが基本的に単焦点二つは夜暗くなってからのスナップに使っている。SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 は広角から 70mm までカバーする利便性とワイド端で F2.8 という明るさがポイントだが最近使い込むにつれ被写体が近ければ近いほど開放付近はピントが甘くさして使い道がないことが分かってきた。それに黄色領域が色飽和を起こして画面が黄色がかってしまう。メーカーの言うようなデジタルに特化した「良好なカラーバランス」と「全撮影距離で高画質」はやはりある程度絞らないとダメなことが分かってきたが K10Dコンデジのように使いたい時には重さは別として守備範囲が広い良いレンズだと思う。一方のペンタ純正デジタル専用望遠 DA 50-200mm F4-5.6 は特に遠い被写体を狙わず手持ちでアップを撮る感覚で行くなら重量も値段、画質ともとてもキャリテプリの高い良いレンズだ。やはりペンタにはペンタのレンズが合うんだと納得させられてしまうことしきり。日曜の午後、ぶらりと等々力と洗足池を散歩。(今回のエントリはレンズのありのままを残しておきたいのでデータの補正は画像サイズのみでレベル補正もレタッチもトリミングも一切なし。)

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  1. Sigma 17-70 等々力渓谷で環八をくぐった先当たりで谷底の面積が広がって森の裂け目から青空が覘く。f9 で撮っているがこの絞りだと前回の Tokina AT-X235 f2.8 よりもグリーン系はさすがに綺麗。
  2. 直ぐ近くの空を Pentax DA 50-200 のワイド端で、絞りは1段絞ってf5.6。
  3. Sigma 17-70 こうして被写体に寄ってフォーカスを深く撮ると四隅にやや歪曲が出て引っ張る。もう少しポジションを工夫して灯籠を自然に納めたかったとちょっと反省。絞りはf9。これくらい絞った方が緑が綺麗に感じる。
  4. 「背中で確かめる愛」とでもタイトルを付けたい一枚。絞りはこの焦点距離(115mm)だと開放。それでもグリーン系の自然さはさすが純正。

 このふたりの前を通りかかったとき男性の朗読する本の内容が可笑しかったのか女性が男性の肩をまくらに両手を伸ばして伸びをしながらケラケラ笑った。その瞬間が撮りたかったのだが如何せん近すぎて DA 50-200 の画角に納まりきれない状況。少し先の紅葉を撮りながらチャンスを待ったが同じようなことは再現されなかった。あと5分早く通り過ぎて紅葉を撮っていればと悔やまれるがまさしく写真は一期一会。

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  1. 春の紅葉は葉が厚くて秋のようにすんなり美しい赤が出ない。f22 まで思い切り絞って透過光をハイライトに捉えコントラストを高めるように狙った。おかげで蜘蛛の巣まで絹の糸のように美しく輝いてくれた。勿論 CPL は無し。この一枚で DA 50-200 がとても好きになった。
  2. 前回の生田緑地の湖面写真と同じようなシチュエーションを DA 50-200 の中望遠域で。川に映った渓谷の森、風が止んで水面が鏡のようになるのを待って。風が無ければもう少し絞ってコントラストをつけたかった。
  3. Sigma 17-70 渓谷入口近くの竹藪、こうして広角らしい使い方をすれば周辺歪曲は当然気にならない。風が強くて竹の上の方は動いてぶれてしまっているからどうせならもっと絞ってコントラストを出せば良かった (^^;
  4. 場所を洗足池に移して同じ Sigma 17-70 実際肉眼でみると向こう岸の森の上にはコンクリートの建築物の上部が見えてしまう。だから思いっきりかがんでカメラの位置を下げて撮った。左側の近い陸地は池の中の弁天島で僕の背後にある神社の山の思い切り陰になっていて暗いのでここで測光。そのままでは午後の順光で空が白飛びしそうなので手持ちのハーフNDで空にグラデーションを付けた。洗足池は東京なんだけどこの写真だとまるで田舎みたいでしょ。

 日が暮れる寸前に場所を洗足池に移動、といっても電車と徒歩で12~3分程度だが。目的はひょっとすると数本早咲きする菖蒲。大田区の投資で今やすっかりプチリゾートになった感がある洗足池は僕が少年時代を過ごしたところでもあるのだが却ってそのころよりも田舎っぽくなったのが何とも言えない。その昔は菖蒲池と別名がついていた北端の部分はいまは池の濾過装置がついていてすっかり水が透明になり尾瀬のせせらぎのようになった。案の定早咲き菖蒲に巡り会えた。

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  1. 旧笹丸鮨まえの湖畔から勝海舟墓所方向というか菖蒲池方向を見る。 Sigma 17-70 テレ端で。全体的に暗いので測光は対岸の木の深い緑。水面にはかなりの反射光があってしかも空も白飛びしそうなので CPL を装着して撮影。オレンジの夕日が対岸の手摺を光らせていたのだが絞り F6.3 だとやはりなんとなく黄色っぽい。
  2. 同じ位置から視線を菖蒲池よりにやや移して DA 50-200 。こちらは CPL なしでもこの色再現。絞りを Sigma 17-70 に揃えて見て対岸の深い緑で測光。空は飛びそうなので空を入れないようにズームした。水面の反射が前の写真よりずっと多いのは CPL 無しだからだと思うけどグリーンが Sigma 17-70 より全然鮮やか。
  3. 前作2枚と同じ場所から。足下の池岸の石垣から水面とほぼ水平に生えてそっと佇んでいたたんぽぽの胞子。だから背景は池の水面。胞子のふわふわした部分でピント合わせをしたら AF が迷うこと迷うこと(笑)結局最後は手で合わせてみましたがそんな時ペンタ純正レンズの「Quick-Shift Focus System」はとても便利。
  4. 最後の2枚は今日の目的、早咲きする菖蒲。風が止まるのずっと堪えて待ちました。2枚とも DA 50-200