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ライカ熱が昂じて

まさかズミクロンが手にはいるとは思わぬままに

 突然ズミクロン 35mm が手に入る3日ばかりまえにスナップなんだけどこんな写真を撮っていて我ながら可笑しくなってしまう。ブレッソンが撮っているようなライカレンズを絞り開放でなんとなくソフトフォーカスがかかったようにK10Dでとれないものかと考えて思いついた手法はピントを合わせたあとピントを前や後ろにずらしてややぼかすという手法。早い話がただ当時のライカレンズは絞り開放では現代のレンズのような光学性能が得られなかっただけの話なのだが巨匠はそれを逆手に撮って作画にうまいこと利用しているのだ。実際これをポートレートなどに旨く使うと雰囲気がいい写真が撮れる。AFレンズでこれをやれば瞬時に 好きな方にぼかすことが出来る。他のメーカーは知らないがペンタックスのFAスターレンズはフォーカスリングを前後するだけで瞬時にAF・MFの切り替えが出来るしデジタル用のDAレンズにはクイックシフトフォーカスという機能が実装されていてフォーカスリングを廻せば瞬時にカメラ本体のモーターとのクラッチが切れるようになっている。さて下の写真3枚はライカへの強烈な憧れが昂じてとったものである。

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  1. 本来のスターレンズの使い方ではないと叱られてしまいそうだが手前の人にも店の看板にもピントを合わせたくないのでちょうど立っている女の子あたりに合わせた。K10D + smc PENTAX-A☆ 135mm F1.8 f/1.8 1/60sec.
  2. 御徒町松坂屋まえにて。広角レンズでは建物を見上げてしまうと上窄まりになってしまうのでしまっていた歩道側の宝くじ売り小屋によじ登って画面の中心までレンズのレベルを持ってきて撮影している。ピントは後ろピンで手前の座るふたりをソフトに写るようにした。K10D + smc PENTAX-FA 20mm F2.8 f/2.8 1/30sec.
  3. こちらも同じ理由から左の写真のポストに昇って地下鉄入口を撮り下ろしたもの。K10D + smc PENTAX-FA 20mm F2.8 f/2.8 1/30sec.

 余談だがところが僕のこういう撮り方に「写真とはありのままを鮮明に撮るべきである」とくってかかる人がいる(笑)。趣味で撮っている写真に自分の考え方を人に押しつける気もないが押しつけられて耳を傾ける気にもならない(苦笑)。話をもとに戻すと下の左側一枚目はズミクロン 35mm を開放絞りで撮ったもの。不思議と上窄まりになっていない。これペンタの20mm (35mm換算31mm) だとデジタルでもすごい上窄まりになる。ピントがあっているのになんとなくホワーンとした感じはやっぱりほんまもののライカである。ついでに先の手法で撮ったポートレート

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  1. 某駅構内のカフェをスナップ。M6 + SUMMICRON M35mm F2.0 1/30秒 開放。コダック BW400CN
  2. モロッコ料理店の店内をスナップ。これは Digilux-2 の SUMMICRON で雰囲気狙いだが新しい設計のレンズだけに描写は硬い。Diglux-2 DC Vario-SUMMICRON 28-90m 90mm f/2.4 1/160sec.
  3. ドラムマニア』のベーシスト小口真希さん。この写真、僕は結構気に入っている。K10D + smc PENTAX-FA☆ 80-200mm F2.8S ED 200.0mm f/2.8 1/60sec.
  4. 『more』のヴォーカリスト齋藤郁子さん。この写真も表情がうまくとらえられていて僕は気に入っている。撮影データはこちらが正しく fotolife の方の Exif はなぜかデタラメ。K10D + smc PENTAX-A☆ 135mm F1.8 f/1.8 1/60sec.

 いまM型ライカを手に入れて今後こういう写真はペンタックスや Diglux-2 では狙わなくなるかもしれないと感じている。開放絞りでソフトな描写も得られるし被写人物に威圧感を与えない。K10Dに大口径レンズをつけるとかなり威圧感がある。だから余計大きな超望遠をつけて幾ばくか距離をとって撮影することになる。これがライカならそういう威圧感がないしもっと寄れるから 90mm や 135mm でも充分。しかもライカの望遠系は広角系ほどびっくりするような値段ではないから手に入れやすいところも嬉しいところだ。