KumarinX Kaneko Ryogen Jean Michel Kaneko Photography MacOSX
読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

聖地巡礼 銀座篇

神々しく透き通るような美しい歌声に魅せられて

 朝から曇りで午後になって小雨がパラつきだしたのでライカで撮影に浅草へ行こうと目論んでいたのを中止して銀座へ行く。聖地巡礼である。聖地と言ってもライカジャパンではなく銀一でも三共カメラでもない。実は Apple Store である。小雨にもかかわらず iPod Touch の緊急入荷と言うことで "聖地" は人がごった返していてまるでラマダーンのクライマックスである。しかし新たなる聖地のラマダーンに集まる人々にはもはやかつてのように髪を伸ばし6色のリンゴマークを黒地にあしらったTシャツと履き古したジーンズというあたかもカリスマ・ジョブスがインドを放浪した時のようなお決まりのスタイルは一人もおらず、せいぜい殆どの人が耳に iPod のイヤホンを差し込んでいるという程度であった。目指すは2階の Genius Bar 。それには1階のこの群衆をかき分け奥のエレベーターまで辿り着かなければならない。新興宗教であったアポウはすっかり市民権を得て民衆のなかに根ざしソフト路線を歩んでいるかに見えるものの、やはりこの群衆の中に割り込んで行くには敵意のないことを表明しなくては身の危険を感じるのでディスコンになってしまった旧型 iPod nano をそっとぶら下げて1階のお祭り騒ぎの群衆を突破したのである。

 f:id:kumarin:20071012003207j:image:h90 f:id:kumarin:20071015175526j:image:h90 f:id:lovelovebear:20071015175558j:image:h90 f:id:kumarin:20071012001049j:image:h90 f:id:kumarin:20071012001046j:image:h90

  • 小雨に見舞われる聖地。表は静かだが中はラマダーンの後夜祭のようにごった返していた。
  • 真っ暗闇で 50mm に付け替える余裕もなく撮影禁止の中そっとしかしあわててズミクロン35mmで撮った一枚。
  • まだ彼女を知らない人の為に彼女のサイトから。
  • 聖地を辞すればあたりはすっかり闇。モンブランのショールーム。
  • こちらは松坂屋。撮影は3枚目のカラーを覗いてすべて M6 + ズミクロン35mm 開放絞り

 漸く突破したものの僕は誤って3階で降りてしまった。そこには神々しく透き通るような美しい歌声があった。な、なんとこのあいだ BlueNote Tokyo でライブをやったばかりの Kelly Sweet 姫が歌っているではないか!おお、やはり AppleStore は聖地に相応しい(笑)この突然の神のプレゼントを僕はちゃっかり堪能させてもらった。そしてライブ終了後に2階へ。2階は1階とはうって変わった静粛さがあり人々が陳列された Mac やアクセサリ、ソフトウェアにむかう姿は静かなる情熱の発露であった。彼らは Kelly Sweet に興味は無いのか!その脇をそそくさとすりぬけ正面の Genius Bar へ。僕はにこやかにほほえむ青年に恐る恐る尋ねた。「G4 Cube 用の内部バッテリはありますか?」彼ははしばらくディスプレイをスクロールしながら調べていたようだが、突然真顔になって「ごめんなさい」とこうべを垂れたあともはやそれは Genius Parts としては扱っていないという。そしてこう言い放った。

秋葉館ならご要望に応えてくれると思いま~す。

軽い!あまりにも軽すぎる。ぼくはすっかり拍子抜けしてその場を辞した(笑)

We Are One

We Are One