目線のその先
都会の喧噪の片隅で
Les points de leurs yeux : M6 + SUMMARIT 50mm F1.5 1/15sec f/4.0 ILFORD XP2 Super400
- 相変わらずネガからのプリントが間に合わず研究室のスキャナ・CanoScan LiDE 50・で同時プリントからスキャン。150dpi でスキャンしたらさすがに画質が少し粗い感じ(笑)。これはCanoScan LiDE 50 の実力ではなくスキャン設定と同時プリントからかネガからかの問題。家の Epson FU-3200 でネガからスキャンすればもう少し階調が豊かになるのでこれもそのうち差し替えるつもり。
SUMMARIT 50mm も f/4.0 まで絞ればグンと解像力もコントラストも上がる。よく言われるレンズの味と言うのはレンズのクセを主観的にどう思うかに尽きるのだと思う。都会の喧噪からコンクリートで隔てられた静かなせせらぎの水音に包まれて小犬と少女だけを背景から浮かび上がらせてみようと f/4.0 まで絞ってみた。光点が扇型の輪に結ばれるライカのクセが押さえ込まれてなんとなく空気が写し取れただろうか?僕の目線のその先で小犬と少女はその目線の先を見つめながら何を想い何に微睡む。視線の織りなす輪廻。