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ポートレイト

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僕は君との思い出に生きる…さぁ行くんだ…君の瞳に乾杯

f:id:kumarin:20071221182508j:image:w600

Le cuisinier d'Arabe : M6 + SUMMARIT 50mm F1.5 f/4.0 1/15sec. Kodak BW400CN

なんて言ったって人間である。それも顔がちゃんと写っているのがいい。

この食堂がどんなにりっぱな建築だろうが、あるいはカサブランカの名所旧跡だろうが、

そこの人間の存在はそんな形ある人工物なんて吹っ飛ばしてしまう。

大地にしっかり足をついているような、存在感とか。

人の笑顔ってそのひとの本質が見えてくるように思う。

ポートレートは実は僕と被写体のコミュニケーションなんだ。

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オレってこんなにかっこいいんだ!メルシー、ムッシュ。

ウィ・ウィ・ジュヴザンプリ!だけどあんたこの態度だけでもう充分料理が美味そうだぜ。

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たった一度だけの出会いだけど、この写真を見ると僕は彼の作った料理を思い出す。

男であれ女であれ、ポートレートは僕と被写体の秘儀なのだ。

こんな風にいろんな人のポートレートを撮った。

「さぁ君は行くんだ……僕は、君とのパリの思い出に生きる……君の瞳に乾杯。」カサブランカのラストシーン、ボギーが」からイングリットバーグマンに

気障だけど格好良かったボギーのセリフ。

だけどこれ単なる気障だけじゃない。他人がなんと言おうと自分だけが知り抜いた自分があり、その自分が自分に投げかける強固な倫理的要請なのである。

この要請に辛うじてでもギリギリでもちゃんと堪えられた時、きっとどんなに悲しくて辛くても僕は自分が人間であることを誇りに思うことが出来るだろう。

悔しくて辛くて泣きたくなっても約束をまもれば僕たちは憎みあうことはない。きっとこれでよかったとお互いに確かめられる日がやって来る。

まさか君の写真をここに掲げるわけにはいかないだろ。

だからカサブランカのボギーのセリフを捧げよう!

いまも僕の撮ったポートレートの中でVサインで微笑みかける君に……

♪BGM while writing

こういう気分の時はタイトでアンニュイなうりちゃんのサウンドはさいこう!なるほどこのサウンドに Notch のパーカッションはピッタリだね。

エトランゼ

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