微笑みかける3人のブッダたち
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Nirvana on the Table : M6 + TELE-ELMARIT 90mm F2.8 1/15sec. f/2.8 ILFORD XP2 Super400
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籐のベトナム製のパソコンディスクに3人のブッダを飾りリビングにおく。そこには自分の心の持ちようで表情を変えてくれる3人のブッダがいる。朝彼らと会話を交わしたくて早起きするようになった。家を早く出て時間にゆとりがあるぶん自転車で遠回りして急行の止まる駅までいく。目的地の駅までついたらそこからまた自転車だ。
3人のブッダと約束したように野菜中心の脂質と糖質の少ない食事を自ら調理する。面白いものでそうした質素な食事も変化をつければ自然の美味しさを感じるようになるし、必然的にデザートは果物へと目が向く。そこに生クリームや砂糖が入る余地はない。そんな欲にまみれた人工的な甘味を廃すれば僅かな自然の甘みが驚くほど新鮮で美味しく感じるものだ。
夜も陽が残れば自転車で遠回りして家路につく。夜はほとんどタンパク質や炭水化物を取らずに根野菜中心の食事を済ませブルーベリーやイチゴと無脂肪ヨーグルトを早々に食べてあとは一切口にしない。10時までの数時間に机の廻りを片付けたり、少しだけ Mac に向かいこのブログを更新したり読書したりして過ごし10時には床につく。
「アーナンダよ、この世は美しい。人生は甘美である。」と北に頭を向けて横たわり肘をついた右掌でその頭部を支え右足を左足の上に静かに重ねたブッダが呟く。仏教は全ての人にその思想と教えを開いたわけではない。時間を無駄にしないように議論する相手、要するに付き合う相手を選べとブッダは弟子達を戒めた。死を意識して残された時間を有意義にと考えるとどうしたっていまの生活のようなアミニスティックな生活になる。
すこしだけブッダの気持ちに近づけたような気がする。物欲的な生活をしながらでも無我夢中で時間を忘れることが無になることだなんて平然と恥じらいもなく言ってのける人がいる。バカ言っちゃいけない。
♪BGM while writing

モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ第28番&第30番&第34番&第35番
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