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Shimano XTR RD-M970-SGS Low Normal type

ローノーマルのシフト感覚

Shimano XTR RD-M970-SGS Low Normal type

Shimano XTR RD-M970-SGS Low Normal type :
  D-LUX2 : DC VARIO ELMARIT 28 - 105mm F2.8

 ローノーマルタイプといってもスポーツ自転車に乗ったことがないひとはなんのことか分からないかも知れない。自転車のリアの変速装置(以下ディレーラー)は通常ギアのデフォルトの位置は外側のトップギアである。シフトダウンはワイヤーを引っ張ることで行う。逆にシフトアップはワイヤーを緩めることでロックが外れバネの力で外側のギアに移動する。つまりシフトアップには大して力はいらないがシフトダウンはある程度指に力を入れなければならない。

 もともとシマノのXTRシリーズのコンポーネントはマウンテンバイク(以下MTB)用の最高峰のもので下位グレードに比べればギアシフトは非常にスムーズで力もさして必要ない。しかしそれでもワイヤーを引っ張る操作(通常はシフトダウン)はロックを外しして行く操作(通常はシフトアップ)よりは若干力がいるし時間が掛かる。

 この時間が掛かるというのくせ者でギアが高回転で回転していれば時間差は無いと行って良いがギアの回転が低いとどうしてもタイムロスがあって変速にもたつく。ところで街で乗っているとギア比や車重の関係でMTBはロードに比べるとどうしても信号に引っかかる頻度が高い。ロードは乗り慣れた人なら自動車の流れに乗ることが可能で信号の切り抜けはスムースだがMTBは信号に引っかかるのである。あるいは町中でのスットプアンドゴーの繰り返しにギアが高い方のまま停止してしまうことが多々起こることになる。

 その時ギアをローに戻すのがかったるい。踏み出しが重いしギアの回転が低いのでシフトダウンにもたつくのである。それはそのまま発進にもたつくことになる。これは町中で無謀で危険なママチャリやら電動自転車の集団の中に入ってしまうことを意味する(笑)。

 それが回避できるのがローノーマルタイプのリアディレーラーなのだ。原理はデフォルトの定位置をロー側、つまり内側のギアの位置にしたに過ぎないが、ロックを外してディレーラの位置を移動するのにはギアの回転が低くても時間的ロスが起きない。つまり高いギアのまま停止してしまっても発信のペダルの踏み込みと同時に変速すればギアは瞬時に軽いローギア側に移動してくれる。

 着想はちょっとしたアイディアなのだがこれが実に具合が良ろしい。高いギアのまま停止してしまっても素早い発進が可能になる。スポーツ自転車ははじめの20m位は原付よりも速いから素早く発信できれば車線の左側に安全なルートをまず確保できるのだ。併走すると危険きわまりないままちゃりや電動自転車も当然のように後方に置き去りにすることが出来る。

 そして素早く集団から飛び出して自分のルートを確保出来れば、(結構いるから驚きなのだが)車道を逆走してくるバカ自転車乗り(最近はママチャリや電動ばかりでなくクロスバイクもいるから唖然とする)の前方をいち早く塞いで停止させてしまうことも出来るから自分の安全だけでなく他人の安全にも役立つのである。

 日本企業というのはほとんどが欧米のモノマネ企業ばかりで製造業は特にそうだがシマノという会社は欧米の一流製造業と肩を並べられる数少ない独創的でユニークな会社だと思う。

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