KumarinX Kaneko Ryogen Jean Michel Kaneko Photography MacOSX

うわぁ!アクシデント

交差点は危険がいっぱい

Sounding a Rhythm

Sounding a Rhythm: K10D + SIGMA 28-300mm F3.5-6.3DG MACRO

  • 写真は本文とは関係ありません。つうか手持ちの新作ネタが無くなった。写真撮りに行きてぇと思いながら過去のアルバムを眺めてピックアップ。

 昨夜の帰り道でのこと。僕は ERIKO IIIに乗って綱島街道の菊名の山を下り大倉山の交差点での直進車線のひだり側、停止線のところで信号待ちをしていた。左側に目をやるとまだ赤信号なのにクルマが来ないことをいいことに左折車線から横断歩道を越えスタンディングて直進を始めるロードバイクをいる。信号が青になったとき彼はとっくに交差点を超え加速のダンシングも終えて大倉山の登りへ差し掛かろうとしていた。

 僕はフロント32T、リア21Tのローギアでスルスルと発信すると例によってケイデンス90~100で、特に加速を急ぐでもなくシッティングのままギアを一段ずつ上げていった。大倉山の登りに差し掛かる頃はリア14Tで30km/hを少し超えたくらいだったと思う。ギアも速度もそのままで少し踏み込む脚に力が入った。山を1/3ほど上ったところでロードバイクに追い着いた。右側はクルマがどんどん通るので僕は無理に追い越しを掛けずに彼のリアタイヤにフロントタイヤタイヤ半分だけ重ねてスリップストリームを楽しむ。速度もギアもそのままに脚にかかるトルクがふっと減った。

Holiday

Holiday: K10D + SIGMA 28-300mm F3.5-6.3DG MACRO

  • 上の写真も本文とは関係なし。強いて言えば単に自転車つながりか?

 考えて見れば彼を少し煽ることになってしまったのだ。いまから思うと悪いことをしたと思う。あそこで抜いていればこの先の事故は起きなかったかもしれない。坂の頂上を越えると僕の読みどおり彼は逃げに入った。脚への負担が減る分だけそのままスピードを上げた。だけど僕はスピードを上げなかった。何故なら逆の立場だったら僕なら手信号で道を譲る。登りで自分より速い人に追付かれたら下りで逃げようとするのはナンセンスだし危険だからだ。しかもしばらく下れば大曽根の交差点があり、そこの赤信号からずらずらとつながった車のノロノロが始まる。そしてその間を縫うように走る原付やオートバイがいるからここで30km/h以上で坂を駆け下りるのはとても危険なのだ。

 ところが今夜に限って大曽根からのクルマのノロノロは無く普通に流れていた。それを確認すると僕は彼との車間を約30mに定めそのまま下った。ギアは11Tになり40km/h位だったと思う。僕らはクルマの流れに入った。やがて大曽根の交差点が見えてきた。対向車の右折車線にクルマが見えた。その後ろにオートバイが2台とクルマが続いているのが見える。彼の前のクルマと彼の間が50mくらいあいた。彼も少し減速する。30km/hくらいか?右折車線の先頭のワゴン車をやり過ごす。これで右折車線の先頭が原付のスクーターになった。その後ろにデリバリーの原付が並んでいる。彼はおそらく30km/hのまま交差点に突っ込んでいった。

 僕はといえばギアを14Tにまで落としブレーキをくれて20km/hくらいまで減速。ごちゃごちゃした交差点は20km/hまで落とすのが安全なのだ。ふと前を見るとデリバリーの原付が前のスクーターを追い越して強引に右折してくるではないか!次の瞬間前を行くロードバイクがデリバリーバイクの横に激突し前方に一回転、中を舞うのが見えた。デリバリーバイクは転倒。そのライダーの上にロードバイクの彼とバイクが被さる様に重なった。あちゃーっ!すでに20km/hまで減速していた僕は妙に冷静なまま車速を落とし彼らの左側をゆっくりすり抜けると少し先にえりこIIIを停めた。

 大丈夫ですか?と大声で訪ねるとまずロードバイクの彼が我に返ったように立ち上がった。そしていきなりまだ倒れたままのデリバリーの青年を怒鳴りつけた。「なにやっているんだ!バカ野郎!」彼が怒鳴りつける気持ちはよく分かる。道交法の視点から見れば彼に不備は無い。でも僕は怪我のほうが心配だったので怒鳴る彼を遮って、デリバリーの青年と彼に怪我がないことをしつこく確認し、彼らに了解を取って警察に電話した。どちらにせよ交差点の真ん中に自転車と原付が転がっているのも危ないのでとりあえず歩道のほうに移動。散乱したお寿司もね。ロードバイクの彼は頭から回転するように投げ出されたが頭は無事なようだった。ヘルメットが彼を守ったとも言える。しかし手は怪我をし血が流れていた。

 彼に道交法上の不備は無いと書いた。しかし後ろから見ている限り、もう少し注意深く交差点に進入すれば防げた事故のように思うのだ。大して怪我をせずに済んだのは不幸中の幸いに過ぎない。右折車、しかもいかにも行儀悪そうなデリバリー原付が並ぶ交差点に30km/hで突っ込むのはロードバイクのブレーキ性能を考えれば少し無謀のように思われる。ひとつ気がかりなのはもし僕に煽られさえしなければ彼がもう少し冷静に判断できたかもしれない可能性だ。勿論僕がそこまで責任を負う必要はないが、ちょっと罪の意識を感じて警察の到着を待って後ろからの目撃情報を警察官に伝え、彼が不利にならないようにすることにした。

 幸いにも警察官は僕の状況説明を全面的に肯定し信用してくれた。なんとデリバリーの青年は免許証も不携帯だったしバイクに自賠責の証書も備えていなかった。某有名寿司デリバリチェーン、非道い物だ。警察官も呆れていた。そして彼のロードバイクはフロントフォークが曲がってしまい走行は不可能だった。本当に手の怪我だけで済んだのが不幸中の幸いだった。一通りの話を終えて僕はその場を立ち去った。なんか複雑な思いだった。交差点、見えるクルマやオートバイを全て疑ってかかるのが自分を守る唯一の方法だ。

♪BGM while writing

Me and Mr. Johnson

Me and Mr. Johnson