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やっぱり銀塩はやめられない

デジタルより手軽に思うんだが・・・

小泉ニロ - クリスマスボサノバライブ 小泉ニロ - クリスマスボサノバライブ 小泉ニロ - クリスマスボサノバライブ

左)D-LUX2 DC VRIO ELMARIT 28 - 105mm F2.8 SS 1/60sec. f/2.8 ISO200
中)M6 + SUMMARIT L50mm F1.5 SS 1/60sec. f/2.8 DNP CENTURIA 200
右)M6 + TELE - ELMARIT M90mm F2.8 SS 1/60sec. f/2.8 DNP CENTURIA 200

 小泉ニロさんのライブのエントリで少し触れましたたがラチチュードの広さといい、ピントの合わせ易さ、 35 mm という大きな撮像面積によるボケの美しさ(←これは実現しているデジイチもあるが)、そして何よりも彩度が高すぎず空気の湿り気をも含むような写真に仕上がる感じとやっぱり写真は銀塩が良い。というと語弊があるから、個人的な好き嫌いで言うと僕は銀塩が好きです。そしてやはり静かで控えめなシャッター音とこれ以上改良のしようがない掌へのフィット感でM型ライカに秀でるカメラはないと断言しても良いくらいだと思います。上の3枚、まったく同じ露出でとっていますが、コンデジ D-LUX 2 のほうは僕の前にいる観客の肩がはっきり写っているの対して、 M型ライカのほうは手前ボケに写りしかもほとんど透けて前が透視できています。もちろん APS-Cデジイチでもボケてはくれますがここまでふんわりとはボケてくれません。そして色合い、冬の寒い雨の中の空気の色合いがM型ライカのほうがずっと出ているでしょう?といってもこれはほとんど好みの問題ですね。まぁこのフィルム三ヶ月もカメラにいれっ放しだったというのもあるかもしれませんが。

小泉ニロ - クリスマスボサノバライブ

D-LUX2 DC VRIO ELMARIT 28 - 105mm F2.8 SS 1/15sec. f/4.0 ISO200

 ラチチュードの広さは撮影時の頻繁な露出調整から捕り手を解放してくれます。一度決めたら光の条件が変わらない限りそれでいける。ところがデジタルだと白飛びや黒つぶれがないように頻繁に露出を調整しなくちゃならない。スポット測光だ中央重点だとかなんとか言ったって測光点が常に同じ明度とは限らないからこれまた自動露出ほどアテにならないものはありません。その点、M型ライカなら極端な話一日中決めた露出でいけます。あとはシーンに合わせて自分の欲しい被写界深度を得るように絞りとシャッターダイヤルをちょこちょこと大雑に弄れば宜しい。このイージーさと割り切りのよさが僕は好きです。で銀塩の良いところは飛んでしまっているかな?つぶれたかな?というような部分でもデジタルに比べるとかなりしっかり色情報が記録されていますから、焼きこみや覆い焼きを使って仕上げにかなりの自由度を持たせることが出来るんですね。

小泉ニロ - クリスマスボサノバライブ

M6 + SUMMARIT L50mm F1.5 SS 1/60sec. f/2.8 DNP CENTURIA 200

 実はこの日のニロさんのライブ、こんなに自由に撮影が出来るのだったら折りたたみのレフ板でも持っていけばよかったとちょっと悔やまれんです。なんせ sekineR2000 さんと一緒だったから交代にレフ係やれば良いわけだし。そうすればもう少しニロさんが綺麗に健康美人に撮れたように思うのが心残りです。中にはバカスカストロボをたいている方もいらっしゃいましたが、しかもデジタルですよ(絶句)。ひと目デジタルとM型ライカの写真を見比べればお分かりいただけると思いますがストロボなんてたいたらニロさんの後ろの硝子のショーウインドウが台無しですねぇ。ここへの聴衆の映り込みがこの小さなライブの雰囲気を伝えてくれるんじゃないか?スナップ写真ってそういう情報量を何気なく持たなくちゃいけないんじゃないかって僕は思うんです。だからデジタルか銀塩M型ライカのどちらが手軽にイージーに写真が取れるかと問われれば僕は舞い違いなく銀塩M型ライカに軍配を上げます。

リベンジ - 里山ライド

M6 + ELMARIT M28mm F2.8 SS 1/125sec. f/11.0 DNP CENTURIA 200

 色情報の大さとラチチュードの広さは写真に奥行きも持たせてくれますね。上から下にかけての二枚はちょうど画面の左上より少し切れるところに翳りだした太陽があってやや斜めの逆光で同じ場所を同じ時間に撮ったものです。M型ライカのほうはまんまの写真。でも小泉ニロさんの人物スナップに比べれば D-LUX 2 も健闘していますね。しかしいくら自然な色つくりを目指したライカの画像エンジンといえどもやはりそらの色が人工的過ぎるように思います。そして逆行の条件の中手前に広がる刈り取りが終わった田んぼが暗すぎます。もういっちょっ!右側の褐色の森の部分のコントラストが明らかにM型ライカのほう比べると不足しているのが分かります。それが写真を平版的なものにしてしまっているのですね。

リベンジ - 里山ライド

D-LUX2 DC VRIO ELMARIT 28 - 105mm F2.8 SS 1/160sec. f/8.0 ISO200

 そこでM型ライカの写真に近づけるべく PS3 でレタッチしたのが一番下の写真。まずシャドウとハイライトで周辺ピクセル10%の設定でシャドウを5%明るくして、田んぼの快調を明るくします。本当はもう少し明るいのですがこれ以上明度をあげるとノイズが目だってしまいます。このノイズ感は小さなコンデジの撮像素子ではいたしかたないと思うのですが、実はデジイチK10D でも僕から言わせれば50歩100歩です。そして褐色の森の部分は中間調のコントラストを8%ほどあげて近づけてみました。たしかにデジタルカメラは手軽に撮れるのですが手軽な分ちゃんとした写真に仕上げるには手間も食いますね。そして手軽に撮れるというより取れすぎるので一枚一枚が雑になってしまうような気がします。もちろんそれは横着な僕に関してのみの話で、賢明なデジタルカメラ愛好家は僕のように写真を撮りすぎて整理するのも嫌になってしまう、つまり質的な経験を放り投げて量的な無意味な経験を余計に積むというような馬鹿な行為をなさってはいないと思います。うーん、だから僕はやっぱり銀塩はやめられません(笑)

リベンジ - 里山ライド

D-LUX2 DC VRIO ELMARIT 28 - 105mm F2.8 SS 1/160sec. f/8.0 ISO200

♪BGM while writing

Bossa@NILO~Goodies~

Bossa@NILO~Goodies~

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