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2007 ラモネ爺さんの Aligote

雑多な食卓の写真をどう撮るか

2007 Aligote RAMONET

2007 Aligote RAMONET : K10D + smc PENTAX-FA☆ 85mm F1.4 露光時間 1/50sec. f/1.4 ISO 400

 バレンタインというので女房殿が買ってきてくれたのはチョコならぬワイン。これが名醸高級酒だったりするとこちらも引いてしまうがプチガドーにピッタリのドォメイヌ・ラモネのアリゴテ。シャルドネの様に甘みとナッティーさを含んだふくよかさが押しつけがましくないから普通の食事にも気軽に合わせられるワインだ。口に含むとスッキリとして雑味のないほのかにセルフィーユが香る素直で綺麗な味わい。ところが舌にのしかかる苦みの美しさと1分弱も続きそうなアフターの長さはどうよ!

 おそらく樹齢30年くらいの丹念に剪定された樹に実る葡萄が使われているんだろうと思う。並の生産者だったらヴィエイユ・ヴィニュと名付けてしまうような輩もいるんだろうけれど、さすがラモネ爺さん、「この程度じゃ儂の畑じゃ古木のうちに入らんよ」ってとこか。のっぺりして甘みとナッティーさだけが単純に薫るその辺のブルゴーニュ・ブランなんて寄せ付けない圧倒的な高貴さ。

 そこで紀元節のスルメイカの煮込みをリングイネと和えて食べる。これが実に良かった。イカとセロリと玉葱と鶏のササミをオリーブオイルで炒めてポモドーロで煮込みコチュジャンでアクセントを付けたもの。スルメが僅かに墨を持っていたのでその新鮮な膨らみが煮込みに独特の海のコクを着けてくれた。色合いはカレーのようになってしまったが…

 せっかくだからワインの写真を撮ろうと思って。だからといってゴチャゴチャした我が家の食卓をブログのためにわざわざ片付ける気も起きずで、それならワイン以外はぼかしてしまえばいいやと遊んでみた。被写界深度を出来るだけ浅くして周囲は前も後ろもぼかすなんてことはコンデジじゃ出来ないから K10DLeica で撮った。

 なるべく被写界深度が浅いものってんでペンタは 85mm の F1.4 を絞り開放で。50mm も F1.4 なのだが焦点距離が長い分 85mm のほうがピントの範囲が狭いだろうと。ライカは 50mm の F1.5。こちらは 90mm の Elmarit (F2.8) もあるんだが焦点距離よりシャッター速度が倍稼げる大口径の 50mm のほうが経験上ピント近くのボケが綺麗だと。そうか、スナップというのはこういう日常からテーマを抽出するってのも面白いかもしれん。

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