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オールドライカレンズの作り出す遠い記憶の色彩

2007 Aligote RAMONET

Leica M6 + SUMMARIT 50mm F1.5 露光時間 1/60sec. f/8.0 Kodak SUPER GOLD 400

 ライカ M6 での食卓のワイン写真。昨日の PENTAX 85mm とは大幅に画角が違い広い範囲が写ってしまっているので大幅にトリミングしました←余計なものが写ってみっともないので。しかしそれにしても絵のイメージがここまで変わるとは思いもよりませんでした。露出はほぼ同じなんですが明るさも色合いもまったく違いますね。ライカのオールドレンズが暖色系に写るのは分かっていたことなのですが…まぁそもそも SUMMARIT 50mm はカラーフィルムでの撮影は考慮していなかったのだが。なにか記憶の中に閉じこめられて夢の残像として顕現するその昔の懐かしい色作りのように思えて妙な符合を感じる。

 こういう絵柄は個人的には好きですが、ペンタックスの FA☆ 85mm の忠実な色空間とカッチリとした質感、コントラストはさすがに名レンズの誉れがたかい。

 同じ被写体でもう少し手持ちのレンズの特性を比べてみる必要があると思う。撮りたい絵柄によってもっと効果的な使い分けが出来そう。すなわち映像とは虚妄分別の結果で、得られるものとしての映像は得るものよりいづる唯、識のみ。その識こそ縁起して出来た虚妄分別なのだから虚妄分別に実在はなく、その対象としての映像もまた実在がない。

 『それゆえに、得ることは得ないことを本性とするのものでり、また得ないことと得ることとは等しいことが知られる』とかのヴァスヴァンドゥさんは言っている(笑)