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三界火宅? チベットで若手僧侶が抗議の焼身自殺?

社会

火宅の中に居ながら、火の恐さを知って、火に身を投じる抗議

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 最近流れるチベット関連のニュースは中国によるチベット統治礼賛の大本営発表自画自賛ニュースばかり。まるで一昔前の朝日新聞による大日本帝国の同盟国満州国礼賛ニュースのオンパレードの感を呈していたところに衝撃的なニュース。その若い比丘はダライ・ラマ14世の肖像を掲げ、スローガンを叫んだと言う。スローガンを叫ぶってそれはサンスクリットを聖なる言葉とする人々にとっては「サッティヤ(satya)」だな。中国共産党はスローガンを叫ぶことで無知な大衆を躍動することまではよく知っているが satya がスローガンを実現するチカラを持つ真実の言葉とは知らんだろうな。聖なる言葉は世界を創るんだ。この結束力は人民解放軍より遥かに強いぞ。何故なら無私だから。

 僕は小乗への対立軸として大乗を語ることは吐き気がするほど嫌いだ。しかし、「サッティヤ」を信じて誓願を実行に移す大乗の菩薩の方の無私の行動は強烈に僕らを揺さぶる(nŗt naţ nadu naţuñku nadugu)。感動と黙祷。

一日一チベットリンク → チベット僧侶、抗議の焼身=警官が発砲か-中国四川省

【北京28日時事】28日の新華社電によると、中国四川省アバ・チベット族チャン族自治州アバ県で27日、チベット仏教寺院「キルティ・ゴンパ」(格爾登寺)から出てきた僧侶が街頭で焼身自殺を図った。僧侶の生死は不明。
 チベット動乱50周年を3月10日に控え、チベット自治区とその周辺では抗議の動きをめぐり緊張が高まっている。独立派の「チベットの声」放送(電子版)は、焼身を図った僧侶に警官が発砲し、命中したと伝えた。
 同放送によれば、キルティ・ゴンパで予定された僧侶約1000人による大法会が公安当局に阻止された後、若い僧侶がガソリンをかぶって同寺院から飛び出し、自分に火を付けた。
 その際、チベット仏教最高指導者ダライ・ラマ14世の肖像を掲げ、スローガンを叫んだという。新華社電は「警官が火を消し、僧侶を病院に運んだ」とし、発砲には触れていない。


PS:本文に書くと誤解と顰蹙を呼びそうだからこちらに。そもそも大乗が「小乗」に勝る力はこの「サッティヤ」を信じて誓願を実行に移す菩薩の存在しかあり得ない。勿論、仏教としての論争ではなく、大衆にアピールすると言う点において。これ以外の大乗はオマケみたいなものだ。まさしくヒンドゥーバラモン主義が仏教に対抗した美点でもあって大乗はそれをそのまま取り込んだのだね。そしてそれはインド独立運動のガンディーにも通じる。ガンディーは王政と聖職を両立させたヒンドゥーバラモン主義者だが、そう言う意味では大乗の菩薩でもあるのだ。って宮元先生のガーンディーと「サッティヤ」についての凄い論文(*1)を読んでしまった(溜息)ふう。

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