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SRAM RED Double Tap Shifter

自転車

左右にフニャフニャする SHIMANO STI は僕の好みではありません

 ハンドルバーを COBRA WING に変えると当然シフターも交換となります。ハンドル径とレバーのクランプ径にロード系とMTB系では互換性が無いからです。これまでコンポは入口から出口まで 970系 XTR (スプロケのみ Dura 11-21t 9S)にしていたのでとりあえず10速化は見送りエンゾ早川氏お薦めのシマノでは唯一「煮ても焼いても食える」STI レバー 旧 デュラエース ST-7700 をオークションで調達しました。まぁエンゾ早川氏の言い方を借りればブルホーンの場合「煮て喰うか、焼いて喰うか」のどちらかでも全くかまわないのですが、とりあえず ST-7700 ならRD とスプロケはそのままでも良いから。FDは若干の改造。ロード用STIMTB用に比べてワイヤー引き量が少なくなるので単にテコの原理を応用してFDの並行移動量が同じになるようワイヤーの固定点を支点側にずらしました。猿でも出来るFD調整というようなところでしょう(笑)

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  • たったこれだけのことでMTBのワイヤーストロークを持つFDもロードのワイヤーストロークで動作する。写真の様にローアジャストボルトを長めのものに交換すればフロントダブルのチェーリングでシフターメーカーの思惑通りにFDは動く。おまけに余分なワイヤーテンションも必要ない。

 さて実際に乗ってみると STI ってこんなにも使い難かったか?と感じました。掌の角度とか力を入れる方向とかそんなことも関係しているのでしょうが XTR の ST-970 はワイヤー巻き取りレバーにもリリースレバーにもなっているブレーキレバーが振れて使いにくいような事もなかったし、同じ STI でもロード用をドロップハンドルに付ければこんなことは無かったような気がするのですがブルホーンバーだとどうにも左右にフニャフニャするようで超ウザイのです。そして AVID の BB7 もロード用に変えた(これも JensonUSA.com でちょうどバーゲン、前後セットで $76 という信じられないような破格でゲット出来ました。GIANT JAPAN ボッタクリ過ぎです!-笑-)のですが シマノのレバーで引くとどう調整しても最後まで停まらないか、カックンになるかでジャストと言うところが出ない。アリゲーターのローターが純正より薄いということもあるのでしょうが、これなら敢えてディスクである必要もない、105 のBR-5600 だってこれよりは良いじゃない?と。

悪意に満ちた中傷も目立つけれど

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  • このシフトレバー左右セットでデブが痩せるためのクロスバイクくらいなら買えてしまうような GIANT JAPAN のボッタクリ価格設定はいただけない。こういう価格設定がユーザーの利益など眼中にもない提灯記事しか書かない日本の自転車メディアが SRAM RED は高級品だと悪しきイメージをユーザーに植え付ける要因になったのかも知れないが SRAM は高機能強化品は作ったつもりはあっても高級品など作ったつもりは無いはずだ(笑)

 そこで軽量化も兼ねてここで ERIKO のコンボを一新しようと!候補は軽いという点で SRAM か カンパです。ここは代理店ボッタクリの日本の定価を無視して国際的な実売価格で考えるとアルテグラクラスの投資をすれば SRAM は RED が買えるしカンパだとケンタウルでしょうか?ドロハンだったらほんとはカンパが使ってみたかったのですがブルホーンだとカンパのリリースレバーはチト使いにくそう、そして何よりブレーキ BB7 との相性ということを考えるとここはやっぱり SRAM です。

 一応ネットで SRAM RED のインプレをいろいろ探してみました。そして RED にしようと決め手になった記事は LIVESTRONG MODERATELY. さんの以下の記事です。

前に書きましたが、シフト操作がやたら重いのと、ローの時に誤ってシフトダウン操作するとシマノやカンパはスカるだけなのにSRAMシフトアップしてしまって超ウザいのが大きな欠陥だと思います。(ちゃんと整備されているSRAMシフターではこの現象は起きないそうです。が、私が触ったサイクルモードの展示車・試乗車及び友人・知人が乗っているSRAMコンポのロードで全て同じ現象が起きまして、私はまだこの現象が起きないSRAMに触ったことがありません。どうやら世には「整備不良のSRAM」が溢れかえっているようです)

 すっごいですね、このインプレ。よっぽど大きな勘違いをした先入観を持って試乗されたのか、悪意があるのか、ほんとは試乗などしていないかのどれかですね。このかたのブログは一見非常に論理的なように見えるのですが論理の開始点がぼやけていることがおおく僕は自転車記事の東京スポーツネット版のように感じて楽しませていただいているのですが、SRAMコンポのこの記事は特に凄い!この方がこれだけ貶すのだからこれなら間違いなく SRAM RED は勝れたシフターに違いがないと確信みたいなものも涌いてきて背中をドンされてしまいました。実際 Chain Reaction Cycles で NOKON コンカベックスワイヤーシステムと、ダブルタップレバー、RD、パワードームスプロケと購入し自分でインストール、調整も特に凝ったことはせず 付属のマニュアル通りにやって、もう既に1000km以上走ってますが LIVESTRONG MODERATELY. さんの言われるような現象は一度も起こっていません。

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  • シフターセットにこのリアディレラーとスプロケットを足せば日本の代理店価格なら中国製のピナレロやら安めのロードバイクメーカー完成車も買えてしまう。ああ失礼、そういえばピナレロは最高級車も中国製だったですね(笑)GIANT JAPAN も PINARELLO JAPAN もボッタクリという点ではインチキ商売の同罪ですね。しかし話は飛んでしまうけれどピナレロってなんであれほどイタリアの雰囲気が無いメーカーなんでしょうか。アメリカに憧れてアメリカに成れない狡いイタリア人丸出しって感じでしょう。アメリカを目指して旨く行かないのは転けたベネトンみたいな感じですね。二代目のバカ息子、契約プロライダーや中国の契約工場ばかりでなくユーザーすらも煙に巻くようなインチキやってどこまで持つのでしょう?

 僕が SRAM RED をインストールして1週間もたたないうちに アルベルト・コンタドール が 2009ツールに勝ち彼の SRAM RED はグランツールで4回目の勝利を収めました。そして SRAMのオーナーの一人であるランス・アームストロングも復活、3位表彰台です。もしも彼らの SRAM RED Double Tap Shifter が意図に反して勝手にシフトアップしてしまったら、契約に忠実なプロであるコンタドールはともかく、今回も敢えてチェーンだけは SRAM を使わず SHIMANO CN-7801 で走ったアームストロングなど堂々とシマノやカンパのシフターを使ったことでしょう。

 実際に使ってみてシフトダウン側でもレバーのストロークは小さく小気味が良くシフト操作は軽くて快適です。 LIVESTRONG MODERATELY. さんが言われるように決して重くは無いと思います。実際、大きく前傾を取ってブルホーンの先頭の方を握るとシフトレバーを操作するのは小指になりますが特に力を入れなくても普通に動くので重くはないと思うのです。たしかに Dura のような高級なシフト感覚はないですけれどシフトレバーに指を振れているとチェーンとギアの位置関係などがリニアに伝わってきますから硬い感じは否めません。好みで嫌な人もいるであろう事は理解できます。

 しかしその硬質さが気にいれば操作が楽しくなる小気味良さと感じられます。そして SRAM の設計意図を理解してスタンバイのレバーの位置とシフトを開始するためのレバーの位置を掌の感覚が覚えてしまえばこんなに理に適ったシフトレバーは他に存在しないと思えるほどです。しかもそれを掌や指が覚えるのにおそらく小一時間も乗れば済んでしまうでしょう。シフトミスをして「しまった!」と思う頻度は STI に比べて格段に減りました。けれどもレバーを指の腹で押したときからシフトが始まるシマノのルールから頭を切り換えることが出来ない人にとって、SRAM のレバーは勝手にシフトアップをして超ウザイ欠陥品ということになるのでしょう。実際にSRAMシフターを使ってみると整備不良なのはSRAMシフターなのか、SRAMシフターをウザイと感じられる方の脳みそなのか、実に良く見えて来るものです。

 SRAM のダブルタップにとって最初の一押しはこれからシフトの指示をするぞ!というライダーから機械への On The Mark! という掛け声に過ぎません。それからシフトアップは指を放すだけ、シフトダウンは一押しするだけなのです。こんなに分かりやすくしかも一本のレバーで全てが済んでしまうのは SRAM だけです。ここで SRAM の名誉のために記しておけば世に溢れているのは「整備不良のSRAM」ではなく、どうやら先入観から頭を開放出来ない「整備不良の脳みそ」だということのようです。

 ちなみに購入価格ですが Chain Reaction Cycles では NOKON 込みで 10万円は越えませんでした。Wiggle でも少し高い程度でしょう。これくらいの値段が妥当だと思います。また多くのロード乗りと SRAM RED Double Tap Shifter 導入予定の方には殆ど関係の無い話ですが 同じ会社と言うこともあってか SRAM RED Double Tap Shifter と AVID BB7 の相性は抜群です。これほどまでにリニアにこちらの意図と力加減でブレーキが意のままに駆れるというのはとてもシアワセかも知れません。しかも天候にかかわらずです。ホイールはディスクブレーキ使用前提でフロントもイタリアンに組んでいますがこれならリムの素材に気を使ってブレーキングするなんて本末転倒なことの必要もありません。今回はマグネシウムリムとDT SWISS 190S ハブで前後1.34kg、ディスクローター込みでも前後1.5kgを切るホイルが出来ましたが、カーボンリムとヴェロフレックスチューブラーなんて組み合わせもバリバリ通勤に使えそうです。

 んで SRAM RED Double Tap Shifter の分かりやすいインプレはこちら↓↓↓

■自転車パーツインプレッション SRAM REDシフトレバー
■CBNANASHI.NET SRAM RED Double Tap Shifter スラム レッド ダブルタップ