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エコを国家戦略に位置づけられないニッポン(笑)

Politic Junk

国破れて山河有りに佇むのはなかなか楽しいものだ

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  • ドイツの電力会社RWEのEV用充電器(nikkeibp.co.jp より)米国はアリゾナ州にある同様のEV用充電器の開発・販売会社「イーテック」に、エネルギー省から9980万ドル(89億8200万円)の補助金を出すことを決めた。この転回の速さを我が国は持っていない(笑)

 ECO JAPANリポート、EVは太陽電池の二の舞にならないか? 米国、欧州で普及の胎動 が面白い。これを読むと相変わらずの日本政府のお人好しぶり?あるいは無能ぶり?がよく見えてきます。私は日本が欧米との競走に勝って豊かな国を目指すことに興味はないし、敗れてみんなで貧乏でも一向にかまわないのですが、なるほどトヨタの危機感は凄いものがあるのがよく分かります。なんせ当事者ですからね。

 欧米はすっかりエコを国家戦略に位置づけ、自国の主力産業を維持、発展させる中長期的な経済計画の中心に据えています。エコを選挙のための耳障りの良い言葉としてしか使えない我がニッポンの政府とは大いに違います。っていうかさ、エコ、エコと言ったところで人間の存在自体がちっともエコじゃないから、そういう後ろめたさみたいなもんが政治家を含めて日本人はあるのかね?エコを経済戦略に位置づけて恥じないどころか開き直ってこれが正義だとばかり堂々としていられるのがアングロサクソンの凄さかね(笑)たとえば大統領が「これからはエコだ!我が国はエコで行くんだ!」と演説すれば涙を流して同調して喜んじゃう国民が沢山いる国と、しらけて横向いて吹いている国とは政治家のモチベーションも変わるんだろうけどさ。

 いまの世界の流れをみてみると2040年には石油のピークが来てそれまでになんとかハイブリットカーで中期的に会社を維持しようととしたトヨタがバカに見えるように、まるでトヨタを叩きのめすチャンスだとばかりに世界は電気自動車=EVに大きくカジを切っていますね。しかも石油のピークを2020年とみているようです。中東とは、そろそろ本気で手を切っていきたいアメリカが本腰を入れだして、EVのベンチャー企業テスラ・モーターズに年産2万台の生産設備の投資へ4億6500万ドルの融資が認めたそうな。その先進的な自動車を生産するための融資制度とはどうやらEVのための融資制度のようでハイブリットカーのためではないらしく、フォードが59億ドルの融資を認められ、カルロスゴーン率いるルノーグループ・ニッサンも16億ドルの融資を引き出しています。いやぁ、まいったね、アメリカにとってニッサンはもはや嫌なことを押しつけるためのパートナー・ジャパンの会社ではなく、自由と民主主義の同志・フランスの企業なんですなぁ(笑)

 しかもさらに感心するのは欧米の自動車メーカーで軒並み日本の自動車メーカーを飛び越して日本の電池メーカーと提携を結びだしているそうな。それに対してなんら具体策を提起しない日本政府にトヨタが危機感を持ってイライラするのも当然かもね(笑)私はトヨタは好きでないので、どうだって良いのですがこの際ニッポンも思い切ってトヨタを抜きにした次の国家戦略を考えたほうが面白いんじゃんはいかなぁ。それには、かつては「オマエのところは二輪だけ作っていればいいのだ」という国とトヨタ・日産からの圧力に行政指導と法の網の目をくぐり抜けて4輪を作りだしてしまったバイタリティーをホンダが取り戻してくれることが条件だけどな。

 トヨタの息の根を止めるのは簡単で、ハイブリットカーへの補助金制度をガソリンを使わない車両への補助金制度にしてしまえば良いだけのこと。そうすれば欧米産のEVが売れるわけだわな。欧米産のEVの中にはフランクフルトショーでEVばかり並べて見せたルノーの子会社ニッサンも入るのですよ、勿論。私は遅れてきた左翼なのでトヨタのような会社が転けて人が右往左往するのを見るのが大好きなのだよ、まぁ許してくれたまえ。ところでイタリアはその補助金を自転車にも適用することにした。わたしも自動車の補助金なんてどうでも良いから自転車に補助金出してくれると嬉しいな。とはいっても私は自転車がエコだから自転車に乗りましょうなんてマヤカシを言うつもりは毛頭ありません、あのクッサイ排気ガスはださないから今のクルマよりはなんぼかマシなのは確かだけどな、じゃんじゃん。