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Leica C2 インプレ

ライカ C2 を一週間使ってみたので使用感など。

The rainy day cafe

The rainy day cafe Leica C2 FELANIA EURO RRINT 200

 写真っていつどこに自分の共感が転がっているかわからないし突然目の前でドラマが展開されることもあるのでやはりカメラは常に持っていたいと僕は思うのです。一眼レフやM型ライカも持って歩けるときは勿論そうするんだけど、荷物の都合やその日の服装などによってそうはいかない時がある。だからといって携帯やコンデジじゃピントも合わないしシャッターが切れないシーンはあまり多いですよね。起動の速さ、AFの速さ、軽さなど結局答えはフィルムカメラになってしまうんです。そこで最近、再びフィルムのコンパクトカメラを物色しだしました。主力のカメラが単焦点なので安いズームということでまず買ってみたのがこのライカ C2 です。

The Aobadai station square

The Aobadai station square Leica C2 FELANIA EURO RRINT 200

 このカメラ非常にシンプルで分かりやすいのが美点です。ファインダーに視度調整が付いているのも○。操作ボタンは4っつのみ。DATEを印字するかどうかのボタン。セルフタイマーのオンオフ、ストロボ設定(赤目低減、禁止、強制発光、なにもしなければオート)フォーカスモード(オート、無限遠でストロボ禁止、スポット)。ファインダーには露出もシャッター速度も表示されないのでそこはカメラのクセを飲み込むしかありませんが、体感的には測距点や測光点を複雑化してしまって自らのクビを絞めてしまっている中級以下のコンデジよりずっと外れは少ないと思います。この操作系、M型ライカを使う人(MF一眼レフでもよいけど)がサブカメラにどんな機能を求めるかをメーカーは良く理解しているのだと思わされました。面倒なのはストロボ発光禁止がパーマネントに設定出来ないこと。そのつどストロボ設定ボタンを2回押さなければならないけど夜の町などテンポ良く撮影しているときは三分経つ前にシャッターを反押しして電源がオフになるのを防いでます。たぶんメーカーもM型ライカを使い慣れたユーザーの撮影のテンポがこのストロボ発光禁止の操作を解決すると考えたのかもしれません。

 Village Vanguard 

Village Vanguard Leica C2 FELANIA EURO RRINT 200

 ちなみにレンズは緻密な描写とは言えないまでも6枚玉35mmズミクロンのようなこってり立体感のある描写はしてくれます。これはなかなか他社のレンズにはないものでもうこの一点だけでこのカメラ買って良かったぁと思わせてくれます。がワイド端でややうす暗いとわずかですけどトイカメラ風の周辺減光があるので、逆にそれを生かす写真を構想すべきと割り切ることにしました。ただしズームということもあってレンズは暗いので持ち歩きカメラとして使うなら ISO400 のフィルムを入れておくべきかなと。今回間を取って ISO200 の Euro Print を使いましたが雨の新宿ではちょっとツライところもありました。でも明るいところの描写を見れば昼間撮りきることが可能なら 100 のフィルムも面白いと思います。

 結局これ1台で済ますカメラではないことは明白ですが複雑な機能てんこ盛りで現場で機能を呼び出すのさえ苦労する国産家電メーカーの高級コンデジよりはるかに手になじむカメラでしょう。残念だけど僕にはペン E-P1 よりは明らかにその価値も存在感も上です。だけどシチュエーションによってはそれが一眼レフやM型ライカである必要はありませんがパーマネントな露出補正が出来る単焦点のカメラと組みあわせて使うとこのカメラの価値はぐっと高まると思います。