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Wine Bar 谷中 いてふ舎

谷中真島町 いてふ舎 #1
谷中真島町 いてふ舎 #1
 LX + smc PENTAX-M 1:2.8 40mm ILFORD DELTA 3200 +1EV 増感
 このワインバーの華やいでかつ静粛な雰囲気が結果としてどう複写出来たが大切なんだと思っている。あれこれ考えるのではなく躰で感じたままに、同様に体に染みついたフィルムとレンズの特性を無意識に駆使して撮ってみようと。自分的には考えたら負けだ、作品を創ろうなどという意識は目の前に厳然とある世界に対する冒涜なんだと思うようになってきた。

谷中真島町 いてふ舎 #2
谷中真島町 いてふ舎 #2
 LX + smc PENTAX-M 1:2.8 40mm ILFORD DELTA 3200 +1EV 増感
 そう考えると月に一度は訪れるこのバーの空間の撮影が、そのほかでのシャッターを押した回数に応じてどう変化していくのかが自分の無意識の変化でもあり、そんな自分と付き合っていくのも写真を撮る楽しみの一つだろうと思えるようになった。

谷中真島町 いてふ舎 #3
谷中真島町 いてふ舎 #3
 Leica D-LUX2 PAE & Bleach Bypass by CS3
 最近はデジタル写真特有の長い露光時間に伴う色合いの暖色化、赤色化が嫌で嫌でたまらない。昔は温かみがあって良いかも?なんて思っていた時期もあったがそもそも暗い空間に温かみをつけるなんて行為そのもの(むろん暖かな空気が見えるところはそれでも良いと思うが)が目の前の世界への冒涜だと思うようになってきた。ひたすらコピィで良いのだ。がカラーはそのコピィがモノクロ以上に難しいと思う。

谷中真島町 いてふ舎 #4
谷中真島町 いてふ舎 #4
 Leica D-LUX2 PAE & Bleach Bypass by CS3
そういう意味ではカラーは無意識に身体に染みついた感覚でなんて難しいのだがなるべくそれに添う形を目指すしかないのかなと思う。作品ではなくコピィ、コピィと進んでいくのだ。どうしても目の前の情景が美しいとか素敵だとかの感情を持って臨むと人間とは愚かなことにそこへ私情を投影したくなるのものだ。つまり写真に詩を持ちこむことになる。それは僕の写真と言う行為の主旨ではないし勿論本意ではない。撮影者が無機質なコピィを提供するからその写真が多様な価値観を認めあうハブになれるのではないかと思う。

谷中真島町 いてふ舎 #5
谷中真島町 いてふ舎 #5
 Leica D-LUX2 PAE & Bleach Bypass by CS3
 ちかじかより写真を展示して戴けることになった谷中のここ Wine Bar いてふ舎 さん。ここで飲み語る人々の目にはとまっても邪魔にならず、でも何かを感じてもらえる写真が提供できればと思っている。

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