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さようなら "コスモス"

目黒のギャラリーコスモスが幕

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"adagio" 2014年11月すみだトリフォニーホールでベートーベン交響曲第9番合唱付の第三楽章 アダージョを振る曽我マエストロ
 表題の通りで時の流れは無常迅速。いたしかたのないことなのかもしれませんが相馬で飲みながら萩谷剛さんとなんか寂しいねぇとしんみりしていた次第。このギャラリーはたくさん出会いもあっていまの自分を支えてくださるかたから叱咤激励してくださるかたまで様々な方との出会があった。掲げた写真は昨年のコスモス展に展示させていただいたもの。まぁ数が売れればいいってもんじゃないけど昨年の自分のプリントの中では一番数がでたプリント。一部には曽我マエストロのサイン入りのプリントも出ている。今年はこの写真が一番気にいっていますと購入していただいたご婦人はその場でマエストロにサインもいれていただいて、そのプリントを渋谷のウエマツ額縁店に持ちこんでプリント価格よりも高い額装をしてリビングに飾ってくださっているそう。家宝ですとおっしゃってくださった。なんだかカメラマン冥利に尽きますね。

 友人のカメラマンのお弟子さん?で元アシスタント?のいまはジュエリーの写真を撮っている方もいままでの人生で最高に好きです!と言ってくださって、その時の彼女の表情がとてもいきいきしていて綺麗でその瞳に恋しそうだった。年があけて、僕が運営をさせていただいている四谷アートコンプレックスセンターでのNGPアンデパンダン展にもこの写真をこんどは他の第九の写真と組み写真として展示した時にも来てくださったので、それならばと彼女に同展に出展しませんか?とお誘いしているのですがこの写真を超える写真を撮ったら出展しますと応じてくれません。サバサバしていて行動的な素敵な女性カメラマンなんですが、それはいいのですが超えたかどうかはどうやって判断するんだろと突っ込みたいくらい 笑

 もうひとりコスモスでこの写真をずっとずっと見つめてくださり、この写真を撮った人に惚れそうになったんだけど写真の背後に僕が見えてダメだダメだと惚れそうなのをこらえたという方もいる。この方とても素敵な女性です。この感想をFBに書いてくださった時はまさか自分の写真とは思わずでしたがあとで彼女の友人とご本人からお話を伺った時は僕じゃダメなのかよ!とこれも突っ込みをいれたくなりましたが、それはそれでやはりカメラマン冥利に尽きます。最近、彼女の僕を見る眼がイングリット・バーグマンみたいでドキッとしました。ただしこの写真、自分でいうのも何ですがネットでみたりブックに入れているA4程度の小さなプリントだとあまりいいなと思えません。やはりコスモスに展示した16-20の額装がベストのなんだと思います。

 この写真をめぐってはそういうことがあって、そのご本人たちからも聞かされた人たちもいて、そんな男性カメラマン諸氏はずるい!とかヒキョーだとみんなでそんなことを言ってました。ざまぁみろ!笑 ちなみに「惚れそうになったけどこらえた」という言い回しはアートモデルminkさんが発明した言い回しで実に言い当て妙で面白いし、美しい心の表現だねーと思うんで、この写真とはべつのところでも僕も使わせてもらってます。

 話が脱線しましたがコスモス、赤坂の新山清ギャラリーがコスモス赤坂スペースとして続いていきます。でもここに書いたばかりでなく目黒コスモスで知りあってお付き合いの始まった写真家の方はたくさんいます。赤羽や佃島にフリーカメラマンならではの平日飲み会遠足なんかも企画していったりしました。あるいは目黒でのアフターコスモスも楽しかった。そして今年は僕と友人と仲間たちにとっての一大イベント、G.I.P. Tokyo 倉持さんの主催でアートモデルの mink さんを10人で撮り下ろした mink 展もやりました。

 その mink展の時だけれども、みうらじろうギャラリーで個展「水葬」を拝見させていただいた 藪 乃理子さんとも出会った。「Ryogen さんですよね、お会いしたかったです。」これもカメラマン冥利につきます。そのmink 展はこの秋、minkさんのふるさと、名古屋へ巡回します。そしていま、一番大切なスタッフのうちの一人と出会えたコスモス。こんなわけで目黒の閉館は心にぽっかり穴が開いたようでなんとなく寂しい気持ちになります。カメラマンにとって事件はギャリーから始まるんですね!笑