ぴろありディナーショーvol.2
ぴろありクラシック、ぴろありポップス、昨年の全国ツアー、そしてディナーショーとベルリン Ampelman の高橋さんの言葉を借りれば「他の音楽ジャンルでは当たり前のライヴのような本番の形態」に意欲的に取り組む西浦詩織さんと釣川有紗さんのヴァイオリンとピアノデュオの2回目のディナーショー。
会場は若いプロのクラシックの音楽家がライブやりますおめでとうの雰囲気はとっくに脱して、きちんとした専門家の水準で前回より確実に進歩した演奏を聞かせるライブに成長してきている。それでも二人はよりよい音楽家になろうと研鑽をしているし、二人も感じだしていることだとは思うが、これからファン層をどれだけ増やしていくかというところまでに来ていると思う。協力できることがあれば協力したいと思っている。
まぁどんな理屈を捏ねても音楽は演奏が全てだし、なによりも二人が楽しそうに演奏しているのがいい。先日の高橋徹さんの Ampelman でも感じたことだが演奏のレベルが高いというのはまず会場に身を委ねていて心が落ち着くしとても気持ちがいいものだ。
今日はリベラルアンサンブルオーケストラ(LEO)のメンバーの方たちとも会って彼らにも話したが、彼女たちにロシアのピアニスト、アレクサンダー・ヴァレンベルクがラフマニノフの交響曲第2番をピアノ協奏曲に編曲し、ピアノ協奏曲第5番としたものを、2009年にアンナ・フェドローヴァがメキシコシティーでアラン・フランシス、UNAMフィルハーモニーオーケストラと演奏した話をした。
西浦さんがおジャ魔女ドレミのエンデイングテーマがラフ2の第三楽章に似ていると前からしきりにいうので、それならピアノとヴァイオリンのデュオでやってもらいたいと思ったのとLEOの来年3月の定期演奏会でラフ2をやるという話から。