明治天皇に献上されたロマネコンティー
ワインはお上に捧げられるものだった
明治神宮春の大祭の奉祝行事、舞楽や能・狂言が本殿に奉納される様を見に行こうと出かけたら雨のためどこでやっているか分からず、ちょっと残念。ところが思わぬ発見、ブルゴーニュの蒼々たる生産者達からワイン樽が奉納されているのを見つけて驚いた。明治維新が一面英仏の代理戦争っだったことは頷けるが朝廷を支援したのは英国側だったのではと思ったから。ワイン樽の隣に能書きが書いてあったのだけど詳しくは失念。要は我が国の近代化にあたり明治天皇が積極的に洋装をし、西洋料理を召し上がりお食事とともにワインを召し上がられた。明治天皇が率先されることでヨーロッパの文化が日本に定着したのは陛下のご業績ということでブルゴーニュのワイン生産者組合が昭和になってその陛下のご業績に対して感謝と表敬の念からワイン樽を寄贈されたと言うことらしい。それにしても蒼々たるドメーヌのワイン。
- ドメーヌ・ルロワのヴォーヌ・ロマネ。レンズは久々に SIGMA AF 28-300mm F3.5-6.3 DG。
- ロマネ・コンティ。この目立たぬようにさらりとした小さな刻印、しかもアクサンテギュがちゃんと刻印されきっていないところなど王者の貫禄か! SIGMA AF 28-300mm F3.5-6.3 DG。
- こちらは対面に鎮座する日本酒蔵元からの寄贈樽。カラーリングの派手さも相まって殆どの参拝者の関心はこちらの要だった。ただフランス語を発する青い目の参拝者のみがワイン樽にウラッラーとため息をついていたのが面白い。ほとんど久しぶりに持ち出したペンタックス眼デジの標準キットズーム smc PENTAX DA 18-55mm F3.5-5.6。
- 神々の水 ワインも日本酒もその原料を異にするとは言え神々の息のかかった水と言うことも出来る。そこでこんな写真を撮ってみる。少しだけ絞って水を運ぶ竹筒と柄杓はピントの範囲に入れてみました。 SIGMA AF 28-300mm F3.5-6.3 DG。
- 明治記念館の中庭。せっかく持ち出したので標準キットズーム DA 18-55 mm F3.5-5.6 をワイド端で使ってみる。こういうモチーフには先の日本酒樽など結構良い感じに撮れる。
ワインはお上に捧げられるものだったと改めて思い出す。蒼々たるワインをみれば飲みたくなるのは必至。貪りと舌の感覚に沈いる煩悩に打ち勝てず帰りに渋谷ボルドーへ。ロマネ・コンティと言うわけにはいかないが神々しいブルゴーニュにうっとり。
- ヴォーヌ・ロマネとブルゴーニュルージュ。smc PENTAX-FA 50mmF1.4
- '02 Gevrey Chambertin Clos Tamisot Domaine Piérre Damoy。smc PENTAX-FA 50mmF1.4
- ワインを神々しく撮るとなるとこういう感じだろうか?同じく'02 Gevrey Chambertin Clos Tamisot Domaine Piérre Damoy。smc PENTAX-FA 50mmF1.4 + Kenko AC CLOSE-UP No.3
- ワインが神々の水ならこちらはまさしく人間の水。Eau de Vie de Marc des Hospices de Beaune 1992。smc PENTAX-FA 50mmF1.4
- 下段の2枚はオマケ。ご本人のリクエストもあって世界に発表するソムリエ・まぁちゃんのネイルアート。うちの奥さんは羨ましがっていたが職業柄NG。まぁちゃんにしてもお父上でありこの店のオーナーの田中氏は複雑な顔(笑)。smc PENTAX-FA 50mmF1.4
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