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A fulfilled life - Jean Michel Kaneko Photograhie

知足是福。音楽家・演奏会の写真がメインのカメラマン、公開OKの作品は掲載中。IT企業役員、趣味で料理の YouTuber、趣味は仕事と同様大切でロードバイクと料理とワインフリーク。

今日のポンとポロ

きょうのポンは性急で落ち着きが無くて短気だったよ

 朝から雨だったので出かけないつもりでしたが午前中で上がって晴れ間も見えてきたので午後から急遽ポンとポロに会いに行くことに・・・午前中の天気のせいかスケジュールに沿った小学生や幼稚園の団体は別として上野は土曜日の割には人出が少ないようです。いつものようにクマたちの丘へ直行。案の定ヒグマ舎のまわりはとりあえず誰もいない。ということは寝小屋前のコンクリートの土間の上か。今日はガラス越の撮影に合わせて CPL フィルターを持ってきました。でもやっぱり後ろに人が来ると写り込みが激しく除去は出来ませんでした。特に白系に服の人に後ろに立たれるとペケでした orz。

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  1. ポロにちょっかいを出すポン。目が真剣。最近のポンは少し暴力的だ(笑)
  2. ポンのちょっかいを逃れて鉄球のところに上がってきたポロ。鼻をヒクヒクさせてあたりの様子を窺います。
  3. 異常なし、安心して遊び出します。安全確認など動物園にいても野生の習慣は身についています。
  4. いつも思うのですがこの中に蜂蜜でも仕込んであるんでしょうか?ポロは臭いを嗅いだり舐めたりと鉄球遊びが大好きのようです。

 一枚目はガラス越ですが寝小屋前のコンクリートの土間の上は厳しいですね。PLだとシャッター速度も遅くなるし、しかも今日はあわてて出てきたためにハレキリ用のボードをホットシューを利用して持ち出すアームを忘れてしまったために先週のようなわけには行きません。なるべくデッキの上から(硝子越しでなくなるので)撮りたいのですがそれもポンとポロ次第です。

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  1. いきなり川へ水浴びに行って帰りに岩の下に鼻先を突っ込むポン。その後も今日のポンは終始短絡的でした。
  2. 硝子越しのかなり反射が入っている写真で見にくいですが (^^; 川から上がったポン(奥のほう)がせせこましく動き回るのでポロ(手前)は警戒して鉄球からすこし離れます。
  3. ポンを避けていつもの岩の上に陣取るポロ。腕組みをして「さぁ、どうだ」とばかりにデッキの上の観客に愛想を振りまきます。
  4. ポンが寄ってこないのでボケーッとくつろくポロ。

 実はポロが寛いで鼻先を岩の端から突き出しているときに突然ポンがやってきてポロの吻に張り手をかますという一幕があったのですがポロが反撃もせずに無関心を装ったのでそれきりになりました。あまりに一瞬の事だったので写真は撮れませんでした (^^;

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  1. ウトウトするポロの後ろを突然川に向かうポンが通ります。
  2. ポロ、全開大サービス、お○○○○が丸見えです。くま丸出し!
  3. あっという間の川遊びを終えて寝小屋まえの土間に戻るポン、ポロは岩の上でアッカンベー。
  4. ポンが寄って来そうもないので安心してまったりするポロ。

 観客の中に動物園だからあんなに無防備なんだと言っている人がいましたが、そんなことはありませんね。野生でも周囲を確認してまったり寛いでいる姿を写した写真集もあります。岡田昇「ヒグマのコグマ―なが~い冬以外は元気です」(asin:4883200590)この写真集の作家・岡田昇さんはカムチャッカ半島のクリル湖周辺に4シーズン詰めて野生のヒグマの母子を追っています。最初は岡田さんの姿を見ると一目散に逃げていったヒグマの母子がシーズンを数えることに近づいてきて遂には母と子熊の間に撮影者である岡田さんが入ることを許可してくれるようになったとは圧巻です。人間に餌付けをされていない野生のクマはそういうものなかも知れません。その写真集に写されている兄弟の姿はポンとポロに随分と共通するものがあります。

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  1. 左手で左足を押さえて噛むポロ、足が痒いのでしょう。
  2. 掌の臭いを嗅ぐポロ、かわゆい\(^O^)/
  3. 肘をついて観客に威張ってみせるポロ「どんなもんだい」
  4. 両腕を上げて背筋を伸ばします

 まったりしていたポロも4時10分には寝小屋前に降りていきます。待っているのは晩ご飯。この時間になればポンと合流します。ポンもポロにちょっかいをだすことよりご飯のほうに関心が向きます。つかず離れずの仲良し兄弟であることには変わりありません。彼らは扉が開く時間がちゃんと分かっているのです。ところが今日は食事の準備が遅れているんでしょうか?いつも4時15分頃には開けられる寝小屋の鉄扉がまだ開きません。ポンは怒り出して鉄扉をガンガン叩いて吠えています。

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  1. 炸裂して岩に駆け上がるポン。
  2. 岩の上でひと吠えすると直ぐに扉の前に降りていくポン。
  3. 扉をガンガン叩いて吠えるポン、凄い形相です。
  4. ポロはいつも控えめ、ポンの後ろについて見守ります。

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  1. 立ち上がってもの凄い形相で怒りまくるポン、ホントに怒ってます。ポロは後ろで一瞬怯んで上目使いにポンを見守ります。
  2. 漸く開いたのは4時半過ぎ。二頭は一目散に寝小屋に消えました。おやすみなさい。

 最近のポンはどうも短気な気がします。野生でも2年から3年くらいは兄弟つかず離れずの仲良しという例も見られるそうですがそう遠くない将来本気で争う日も訪れるでしょう。大分大人になってきて、いずれはどちらかが他所の動物園に転出しなければならないのでしょうがファンとしてはちょっと寂しい気がします。


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