百式 2007
2丁拳銃 百分式漫才 2006
K10D + smc-PENTAX-FA☆ 80-200mm F2.8 ED f/2.8 1/400sec. f/3.2 ISO 1600 WB AUTO
- CLUB CITTA はステージの高さがちゃんとあって高く、客席も広いので K10D に FA☆ 80-200mm F2.8 をつけての撮影がメインになった。特に正面からの撮影は客席後方から望遠で撮らないと見上げるような写真ばかりになってしまう。プレスエリアはどうかと言うとステージが広いので客席両サイドからは殆どサイドからのアングルになる。ミュージシャンに特化した撮影ならそれでも M型ライカに 90mm や 135mm でも味のある写真が撮れるのだが、芸人である彼らの表情はやはり正面からのほうがイメージが膨らむ。
人間ドッグから帰って期待していた『百式2007』がまだ来ていなかったので去年の『百式2006』を見ながら午後からぼんやりと過ごす。小堀クンが『百式2007』は今までの中で最高の出来!と言っていたので期待は大きかったのだが『百式2006』も何度みても充分面白い。彼らの言葉のラリーは何気ない日常的な話題から始まってあらぬ方向へ話が膨らんでいく。しかしそのあらぬ方向はスタートのシチュエーションからはあり得ないということであって実は日常に転がっているどこにでもありそうな話である。そこからまたエスカレートしていって、最後はどちらかが突っ込んでオチ。話は振り出しにもどって次の展開へ……
それで100分間オーディエンスを飽きさせずに進む。間のとりかた、というかタイミング。ボケとつっこみの期待を裏切る逆転。多少エッチな話題は僅かにはあるけれど、下ネタ、下品さ、汚さを全面に出すことなく日常の有り様を捻ったり皮肉ったりの展開は見事で、その彼ら独特の手法を二度目三度目には捻ったり逆転したりするオチをあの時はこうだったと思い起こしながら、こんどは期待通りに進んでこれまたやっぱり面白いというところが、何度同じビデオを見ても飽きずに面白い彼らの真骨頂があるのだと思う。
能書きはともかく、彼らの、漫才を知らない人は是非一度見て!としか申し上げられない。昨年の後半から彼らがバンド中村家を従えて展開するライブにはずっとついて撮影してきた。彼がそのステージで次はどんな動きをするかを知って予測することはカメラワークにはとても重要だ。彼らがどの曲を歌うときどんな表情をするかを考えながらレンズや露出の選択をする。それはそれでとても重要なことだが、お笑いだけのステージは実はなかなかスケジュールが合わずにDVDでしか見たことがない。小堀クンには是非、ルミネや花月にも見に来てくれと言われていて今年こそはと思っている。
今年は撮影を離れて純粋にオーディエンスの一人として彼らの笑いを堪能し楽しみたいと思う。「明らかに」2丁拳銃 百分式漫才は面白いのだ。
♪じり・じりーん「はい。もしもし、家には電話しないで!とゆうたやんか!まだ息子の修士が起きとるんや……えっ24日会えないって。うちはもう旦那と話がついとるのや……えっ!なかったことにしてくれって?…」ガチャン……「修士!サンタさん24日は来れないって」
………
♪じり・じりーん「はい。もしもし、さっきは興奮して悪かった、えっ!いつ?これから?」「修士!おかぁちゃんサンタさんと会ってくるわ」「おかぁちゃん、僕もサンタさんに会いに行く!」「あかん、修士は寝とって!あんた来たらおかぁちゃん、サンタさんと会えへん」「おかぁちゃん!サンタさんと僕とどっちが大事なんや」「そりゃ、サンタさんや」
ハグキに敬礼!
♪BGM while writing
にちょけんのDVDをみながらこんなCDをボリュームを落としながらバックにかけているのもなかなかあう。新しい発見。
- アーティスト: Eduardo Eguez
- 出版社/メーカー: M.a. Recordings
- 発売日: 2002/09/24
- メディア: CD
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