アンナ・フェドローヴァ・ラフ2「ピアノ協奏曲」
2008年にラフマニノフの名曲「交響曲第2番」通称ラフ2を大胆にもピアノ協奏曲に編曲したアルバムがBrilliant Classicsからリリースされ話題なった。ロシアのピアニスト、アレクサンダー・ヴァレンベルクによるもの。ラフ2の壮大なオーケストレーションそのままに、主題をラフマニノフ特有のピアノサウンドに移管しつつもオケと見事なまでに融合された作品。この曲を韓国の天才ピアニスト、ユリウス・ジョンウォンがマイケル・フランシス、ロンドン交響楽団と録音した演奏にあっけにとられていた。今日は台風後の街へ外出するのはやめて家でラフPC2三昧だったのだが、そのヴァレンベルクの編曲経緯のインタビュー記事を発見。
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そのサイトでこの曲をアンナ・フェドローヴァが2009年、メキシコシティーでアラン・フランシス、UNAMフィルハーモニーオーケストラと演奏したビデオを発見。まだ19歳の演奏は最近の彼女のラフPCに比べるとスケールではいま一歩なものの、正々堂々とした芯のある音と非常に丁寧に弾く音の品の良さはその片鱗が充分に伺える。
Rachmaninoff / Warenberg pianoconcerto nr.5 Live Complete concert