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精神安定剤としてのライカ

秋からボーナス商戦へ向けてニューカマー続々

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  • M6 に TELE-ELMARIT 90mm F2.8 (後期) を付けたところ。ホットシューの外部ファインダーはフォクトレンダーの90mm。ブライトフレームの採光用の窓に貼ってあるテープはファインダーのハレ対策。 TELE-ELMARIT 90mm はとてもコンパクトでフードを反対向けに付けておけば大きさは 50mm レンズと変わらず重量も200g強。Mシステムのカタログ上の数値は国産一眼レフシステムより僅かに小さく僅かに軽いだけの筈なのだが本体と交換レンズ4本くらいで撮影に出かけるパッケージにするとそのコンパクトさは圧倒的。この軽量さを味わってしまうと一眼レフを使う余程の目的が’なければライカだけで出かけることになる。もう大きな荷物には戻れない(笑)。多分僕にとって今後一眼レフを使うのは頼まれて撮るミュージシャンのステージ写真とヒグマの撮影の時だけに限定されると思う。左奥は試し撮りやら露出計代わりに使っている D-LUX2 と手前右は非常にコンパクトな SUMMICRON 35mm F2.0 六枚玉。

 ソニー、キャノン、ニコンと続々とニューモデルが投入されているようである。僕の一眼レフシステムはペンタックスだがそのペンタからもSDMモーター内蔵のDAスターレンズなどが続々発表されている(らしい)。もし今でも僕のメインカメラが K10D を中心とするペンタ一眼レフシステムだったならもう気になって仕方が無く物欲がメラメラと燃え上がっていただろうこと請け合いだ。AFが速い、露出が正確だ、毎秒何枚の連写、レンズ内手ぶれ補正だ、いやボディー内手ぶれ補正だとケンケン諤々。振り回される精神。

 ところが写真生活にライカMシステムを導入してからというものそういう新製品ラッシュにはまったく心穏やかに気をつけて、精神を抑制し調和にむけたまま関心がなくなってしまった。M型ライカにはもう道具としての進化はない。フィルムを入れた時点で既にISO感度は決まっている。あとはおおよその光を判断したら絞りを決め、シャッター速度を決め、ピントを合わせてシャッターを切る。手ぶれをしないように訓練を重ねる。ただそれだけのことだ。写真が旨く行くかどうかはすべてを自分で決めて自分で責任を負う。

 写真生活をしながら他人のカメラが気にならず新製品にも心穏やかでいられる。完成された道具には精神安定剤としての機能も備わっている。