れゔぉるつぃお〜ん AZUMI PIANO あやちクローデル×イーガル
Azumi Piano さんのリサイタル。ショパン、リスト、モーツアルト、ドビュッシーと繰り出すクラシックピアノのソロは久しぶり。曲と曲の間に入るMCがクラシックピアニアストらしからぬ面白さ。18年間過ごしたドイツのクリスマスのことなどetc、etc。圧巻だったのはケルン時代の恩師の教授が亡くなり、その教授の言葉に想いを馳せながらと演奏したショパンのワルツ OP 64 no. 2 。34小節目?の Piu mosso のアルペジオ。一音目から二音目に移るところの音の溜めがなんとも言えず教授への想いを感じた。続くメロディーも素晴らしく特に46小節目？くらいからの上昇するアルペジオの軽やかさは筆舌に尽くし難い。ちょっと感動。譜面イメージ想像出来る方は是非音もイメージしてみてください！
そしてすごいのは AZUMI さんだけではなかった。あやちクローデル×イーガルのピアノと歌のデュオ。宮沢賢治のあまり知られていない詩や吉原幸子の詩に現代音楽作曲家のイーガルさんが曲を付け、それをAyachi Claudel さんが歌うスタイル。これ瞬殺されました。ともかく歌と演奏とそして Ayachi さんのビジュアルにガシガシ引き込まれてしまう。 Ayachi さんの一挙手一投足凄いです。歌うことが止まった時の表情の作りかた、手足の指先まで神経が行き届いて歌に合わせたその動きは知性すら見えてくる表現力。ライブハウスのライブにお金を払って、それ以上の時間と悦楽を享受できる、これがライブの醍醐味だと思うけどこんなに楽しいライブは秋の NILO さん以来でした。
このレベルの高さ、お客さんに平沼有梨さんが見えていましたがそれも納得します。
あやちクローデル×イーガルは22日上野公園の大道芸のイベントでも歌うそうなので関心を持たれた方はぜひ。
というわけで半分はクラシックピアノではあるのですが、ライブハウス規模のライブで久々の大ヒットでした。このライブハウス、オルトスピーカーは音響もとてもいいです。クローデル×イーガルはマイミュージックブームになりそう ＼(^o^)／
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Azumi Piano（クラシックピアニスト）
３歳からピアノを始める。
東京音楽大学在学時、ケルン国立音楽大学名誉教授
ギュンター・ルートヴィッヒの薦めで渡独、内弟子となる。
2000年にモーツァルトのソナタ二夜連続コンサートにてヨーロッパデビュー。
2007年より「Trio Nizza」を結成。
東日本大震災後、Brusselsの芸術家と共にヨーロッパ各地でチャリティーコンサート行う。
2013年より「音戯噺：おとぎばなし」の会をたちあげ日本での活躍の場を広げている。
ケルンを拠点にヨーロッパを中心に活動していたが近年では絵本とピアノ、認知症患者との記憶を巡るコンサート、物々交換コンサート、ニューギニアの未開の村へ楽器を運び、演奏、指導をするなど、繋がりを重視したピアノ空間を展開中。
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Ayachi Claudel×Ygal
あやちクローデル×イーガル
クラシックから現代まで世界中に残る100年の詩と楽曲を、
低音から高音まで幅広くドラマティックに歌いあげる歌手
「あやちクローデル」と、
バークリー音楽院学位取得の確かな実力と
情熱的な表現力を持つ現代音楽作曲家でピアニストの
「武藤イーガル健城」が紡ぎ出す、
豪華で繊細、力強くも儚い音絵巻。
