ブラッキー坂口 スーパートーク&ブルージーライヴ
N.Dining Live 第二弾!
昨夜(8月4日)N.Dining Live 第二弾!ブラッキー坂口さんのトークショーとライブが行われたので行ってきた。ブラッキー坂口さんと言ってもぴんと来る人は少ないかと思うが東京ディズニーランドのカントリーベアジャンボリーのナレーションと歌を担当しているミュージシャンである。「諸君!よーくきたね」で始まるあれである。曲と曲の間に楽しいトークを挟んでスタンダードから最近のポップス、オリジナルとモノマネまで披露してテンポ良く、途中休憩と乾杯を挟んだ3ステージ。どのステージも盛り上がりの違いは勿論のこと演奏する曲も全く違う最高の3時間。
2回目のステージでは Stuff の Love of Mine をゴードン・エドワーズばりのだみ声歌ってくれて感激。レイ・チャールズやサッチモのモノマネはマネを通り越して殆ど坂口さんの味にすらなっているが桑田佳祐やショーケンのまねはコロッケ並に面白い。途中渋谷KABUTOでもライブをやっているヴォーカリストのアヤコさんが飛び入りで一曲披露してくれた他、例によってNマスターの飛び入りブルースもあって最高に盛り上がった。坂口さんは僕に共通の空気と臭いを感じる仰ってくれてライブ休憩中も話で盛り上がった。僕も坂口さんにやくざな雰囲気と加齢臭だけでない共通な空気と臭いは感じる。ジャパンベアネットワーク会員の僕としては坂口さんがカントリーベアジャンボリーを手がけていることもとても嬉しい。
前にもドラムマニア BAR GARDEN LIVE! やと 段ボールアート で書いたがアートとはオーディエンスとアーティストが一体になって共感するところから作り上げて行くものなのだ。ひとりひとりの心の中に造型されて行くものであると同時に純粋持続に後押しされた経験によって言葉が不要な造形という言語で感動を共有することが出来る素晴らしい時間の断片である。このことについては坂口さんもまったく同意見だった。アートはコンサートホールや美術館、あるいはCDやDVD、出版物などのメディアに閉じこめられて端正に鎮座するモノではなく身近にあるものなのである。リズムと楽しさだけで盛り上がるばかりでなく時には涙も織り込むブラッキー坂口さんのライヴ、N.Dining では定例にしていくことになったほか別の場所でも企画して行きたいと思う。