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A fulfilled life - Jean Michel Kaneko Photograhie

知足是福。音楽家・演奏会の写真がメインのカメラマン、公開OKの作品は掲載中。IT企業役員、趣味で料理の YouTuber、趣味は仕事と同様大切でロードバイクと料理とワインフリーク。

白浜 Petite Tour デジタルモノクローム

RGB・CMY の補色関係を使うデジタルモノクロームのバリエーション

白浜 On the ROAD I
白浜 On the ROAD I
Olympus E-P1 + M.Zuiko D 17mm F2.8
 このあいだの原色の街散歩で途中から合流した Julian1999 さんに私と SekineR2000 さんのモノクロは「そこまでやるか?」というくらいハードだと言われてしまったw で、今日の伊豆白浜の写真。台風の中だったので殆どの撮影はデジタル。どうせデジタルだしってことで思いっきり遊んで意地になって Julian1999 さんのご期待に応えてみたψ(`∇´)ψ。一見オリペンのラフモノクロモードにも見えるかもだが実際はプログラムオートのカラーをモノクロ化している。

白浜 On the ROAD II
白浜 On the ROAD II
Olympus E-P1 + M.Zuiko D 17mm F2.8
 実際昼間の普通の光ならオリペンのラフモノクロモードはそれなり楽しめるが夜の光の七変化だとフィルムとは大きく表情を変える。つまりモノクロフィルムでは有り得ない色飽和が予期せぬ光飽和を作り出してしまうのだ。そこでRGBとCMYの各色の明度をそれぞれに変えることで中間のグラデーションやコントラスト、光の飽和をイメージするフィルムワークを想定して制御する必要がある。On the ROAD と題した2枚は黄色の明度を押さえ赤を上げることで対向車や街灯、自身のヘッドライトの光の飽和を押さえ込みながら粒子感も上げて疾走するワクワク感の表現を試みた。イメージするフィルムワークは 400TX の一段~2段の増感

白浜 HANABI I
白浜 HANABI I
Olympus E-P1 + M.Zuiko D 17mm F2.8
 こちらは先の2枚とまったく逆に赤を押さえ込み黄色を上げることで人の肌など中間調のグラデーションの充実を試みたもの。花火の光量と方向が露光時間を短くしてくれたので暗闇にもかかわらず被写体ブレが殆どなかったこともあって美しいトーンのモノクロフィルム、私的には T-MAX というよりも Neopan Presto 400 だけれどもイメージは近いものが出来たと思う。

白浜 HANABI II
白浜 HANABI II
Olympus E-P1 + M.Zuiko D 17mm F2.8
 こちらは対照的に 400TX の一段~2段の増感のイメージ。皆がくるくる輪を廻りながら線香花火を楽しむ図。最近のデジタルは進化して高感度を楽しめるようになったし補色関係にある RGB と CMY の各色のバランスを変えることでノイズを押さえ込んだり、逆に増したり、滑らかな絵にしたりノイジーで粒子感を強調したりとフィルターワークや暗室ワークをデスクトップで手軽に扱える。その分写真を撮る集中力がだらしなくなりがちだけどもフィルムと上手く併用することで写真を撮るモチベーション維持には役に立つと思うようになった。ただし私のような凡人はデジタルだけで撮るとどんどん下手になる不安は残る(笑)

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