金目鯛の煮付け

K-x + smc PENTAX-FA 28mm F2.8 SCN モード 料理

　魚の煮つけと言えばたっぷりの煮汁でじっくり火を通すと味も滲みて身も柔らかく仕上がって美味しいものだという固定観念にとらわれていたがそれをぶっ壊してくれたのが南房布良海岸近くの食堂のおやじさん。「濃いめの少ない煮汁で落蓋乗っけて強火ぱっぱが美味いよ！金目鯛は。表面に適度に味が滲みて身も締まるからふっくらした柔らかな白身が生きるんだ」これは目からウロコ、舌は悶絶だった（笑）なまじっかフランス料理などを知ってしまうと大きな獲物を取り逃がしてしまう典型のような固定概念。以来金目は親父さんに教わった煮方を守っている。