イレウスで入院 ヴァイオリンコンチェルト三昧
突然の腹痛と入院
明日もう一度点滴してからレントゲンで良い方に向かっていたらしばらく続け、悪化していたら総合病院へということだったので、食事は取らずに薬だけのんで横になっていたものの、腹痛は収まるどころかさらに悪化。
結局、夜中になって耐えきれず、いつもお世話になっている看護学校系の創業病院に電話、その後緊急入院しました。
闘病については改めて記事にします
そしてもろもろの物理的、化学的な治療を受けましてとりあえず、意識もはっきりしてトイレにたったりできるようになったのは11日からでした。今日になって微熱もさがり、まだ問題はあるのですが、そのあたりの闘病のことはお役に立つ方もいらっしゃると思うので、後日まとめて記事にします。
病床の夜のヴァイオリンコンチェルト
昔に買ったLPレコードのテープ化を皮切りにCD購入、iTunes購入、そして最新のApple Musicでの追加も含めた40年以上に渡って集めた音源が僕の Apple Music に詰め込まれています。
で、その中のプレイリストの一つにヴァイオリンコンチェルトというプレイリストがあります。
曲目はご想像の通り4曲だけなんですが、ここ20年では入院、あるいはホテル住まいの度に曲は増え続け夜の圧倒的快楽となる。
もうすでに一晩では当然聴ききれないのですが、その中から演奏家を選ぶのも楽しみの一つ。歳月を経ることに面識のある演奏家も増えて来ているのが嬉しいというかワクワクするというか。
で、今回は中村さんと同世代、平成生まれ都響コンマス三浦さんのご子息、文彰さんのチャイとメンデルスゾーンを追加。三浦さん父子は不仲の時もあったそうで文彰さん、髪を染めて家出をしたこともあるんだそうですが、ポツッと「ヴァイオリン取りに来た」と帰ってくる、オヤジはキライでもヴァイオリンは大好きだったんですね。普通だったら不良になって家出したらヴァイオリンやめそうですけど天才は違うのか 笑
眼を閉じると広がる圧倒的な世界
眼を閉じると眼で眺めるより遥かに大きな世界が広がり、美しい音色と管弦楽が時にユニークに、時に再帰的に、それがやがて大音量で収斂しながら劇的に展開していく。
けど、それだけでなく、演奏家は違う時も勿論あるけれど、ある種の波の様な盛り上がりだったり、オケとソロの調和だったり対比だったり、ソリストとオーボエの目配せとかが、マエストロとの目配せだったり、ああ、この角度から撮ろうと決めていたんだと現場で走り回る自分のことも映像の様に思い出させてくれる。
靴脱いでソックスだけで何千人のホール、客には気づかれない様に走り回るんだぜ。この感覚、チーちゃんや葉加瀬君より絶対こっちの方が好きです。